顕正会第二の原点という大事な節を刻んだ本年の最終法戦、全顕正会で44,102名の大折伏が敢行され、ついに270万を突破したとの報に接し、驚きと感激でいっぱいであります。
男子部におきましても、同法戦としては過去最高の19,976名の弘通が叶いました事、全ては浅井先生の三回忌法要において全幹部の決意と情熱を一変させて頂けたゆえと報恩感謝の念尽きぬものであります。
11月度総幹部会において浅井会長は
「2028年(令和10年)までの三百万達成がいよいよ大地を的とするところとなった」
と高らかに宣言されましたが、時同じくして、亡国の政権たる高市政権が誕生した事には身震いを禁じ得ませんでした。
同時に胸に突き上げるは
「日蓮が慈悲曠大ならば、南無妙法蓮華経は万年の外未来までも流るべし」
との仰せのまま、広布前夜の正系門家濁乱の時に命かけて戦われた先生の御存在こそ大聖人様の大悲願力であったように、今亡国が加速する日本において、先生の御意思を継がれる会長の戦いもまた大聖人様の大悲願力によるものとひれ伏しました。
そこにこの12月、二大綱目を通して盤石の体制を整える事が広布決戦場第7年の激動の明年を戦う上で極めて重要である事を幹部一同肝に銘じなければなりません。
また今般、思いもかけず典礼院別館が建設される事をうかがいましたが「広宣流布に戦った同志の遺骨を守る事にすら完璧でなければいけない」との先生の御慈愛、そして「そのお心のまま同志の遺骨を責任をもって守らせて頂く」との会長のお心をうかがってはむせび泣き、後顧の憂いなく戦える環境を頂けた事に「あとはただ、御遺命成就に身を捨てるのみ」と一重の決意が込み上げてまいりました。
この度会長は高市首相を痛烈に諌暁されましたが、三回忌法要で先生御逝去の折の紅涙の誓いを新たにした今、広布の戦いも全く新たな段階に突入した事を理屈抜きに感じ、熱鉄の闘志が突き上げてまいりました。
先生御逝去より2年、会長は日々「先生ならいかなる戦いを起こされるのか」を拝察し、学会・宗門を諌め抜いてこられましたが、直ちに学会の崩壊が加速し、宗門が破廉恥坊主の一件で信用失墜した大罰に、かかる現証を顕わされた会長がついに時の政権に対する諌暁を本格的に開始された事を拝しては、ここから広宣流布に向け一国に大現証が顕われていく事を大確信するものであります。
会長は「安倍晋三を師と仰ぐ高市早苗率いる新政権こそ安倍晋三の亡霊に取りつかれた亡国政権である」と断ぜられましたが、世界を混乱に貶めるトランプをノーベル平和賞に推薦するなどと媚び諂い、銀座のママのお見送りよろしくトランプと腕を組んで歩き、米軍兵士の前で大はしゃぎした高市首相の醜態には開いた口が塞がりませんでした。
会長は
「高市のこの軽率極まる姿を先生が御覧になったらさぞや嘆き、あきれ、憤られるに違いない」
と仰せられましたが、この度の会長の諌暁の師子吼はまさに先生の師子吼なのだと命が震えました。
また会長は、アベノミクスの路線を引きづぐサナエノミクスについて指導下さいましたが、円の価値を半減させ、現在の深刻なる物価高を作った元凶アベノミクスを総括する事もなく、世界的に低金利である事を前提で進められたアベノミクスを、世界的に金利が上昇している今再開しようとする愚行に憤激が込み上げました。
会長は「日銀が大量の国債を抱えた日本において、金利の上昇こそが国家財政を破綻へと導く最大のリスク」と指導下さいましたが、高市政権の動向への懸念からすでに金利が上昇してきている市場の警告には息をのみ、先生が大変重んじておられた日本総合研究所の河村氏が想定する日本版トラスショックが事実になれば、いよいよ先生が叫び続けてこられた国家破産・ハイパーインフレが現実となる事に慄然といたしました。
何より、高市首相の「台湾有事は存立危機事態になり得る」との不用意極まる国会答弁によって日中関係がかつてないレベルの危険水域に入った事には戦慄が走りました。
先月の総幹部会において会長が「高市政権は中国との緊張を高める事必至」と仰せられてよりわずか一月の間にここまで日中関係が悪化するものなのかと驚愕し、歴代首相はおろかあの安倍晋三ですら国益のために敢えて曖昧にしてきた国家安全保障の最重要ラインを踏み越えた高市のバカさ加減には怒髪天を衝く思いとなりました。
これに対する中国の反応は戦後に例を見ない激しさで「その汚い首は一瞬の躊躇もなく切ってやるしかない」「日本が台湾に介入すれば日本全土が戦場となる」「必ず頭を割られ、血だらけになる」などと外交官を始め在日中国大使館、中国外務省、国防省、人民日報、中国人民解放軍報等が一斉に発信した事に「これ習近平政権の意思と見るべき」との会長のお言葉に身が凍り付きました。
会長は
「高市首相は一国会議員だった時の発言と首相の発言の重みの違いすら分からないらしい。
国益を損ね、日本を亡国へ導くこの短慮は致命的であり、その見識と資質を疑う」
と一刀両断されましたが、高市首相こそまさに亡国の政治家なる事をよくよく分からせて頂きました。
そして、この度の高市首相の失言によって中国に対し「先に日本が台湾情勢に武力介入する意思を示した」と日本を攻撃する格好の口実を与えてしまった事は何よりの脅威であり、事実中国は「日本が台湾海峡情勢に武力介入すればそれは侵略であり、中国は必ず正面から痛撃を加える」「火遊びをする者は必ず自らを焼き亡ぼす」と露骨なまでに軍事的脅迫をしてきた事には息をのみました。
また王毅外相が公の場で日本を名指しして強く批判した極めて異例な姿について会長は「中国の反応の底意に、日本侵略への意思を強く感じる」と仰せられましたが、いよいよ表面化してきた他国侵逼の姿に身が震えてまいりました。
会長は「中国が日本に対し侵略の意思を抱く事こそまさに諸天の働きである」と明言されましたが、正本堂落成の年から中国の軍事大国化への道が開かれ、以来半世紀を経て学会が三大謗法を完結させた悪書『創価学会教学要綱』を発刊してから2年、ついに中国が日本侵略の口実をつかむまでの段階に至った事に「全ては仏法より事起こる」と息を呑むものであります。
会長は「諸天の責めによる他国侵逼の大罰であるならば、日本が重武装して国防の最善を尽くそうとも空しく、国立戒壇を建立して諸天の守護を得る以外に救われる道はない」事を示され
「広布の決戦場第7年の明年がどれほどの激動となるか想像すらつかない。
それだけに、急ぎ三百万を成し、第三度の一国諌暁に立たせて頂かんとの決意が腹の底から突き上げてくる」
と叫ばれましたが、ここに直属男子部はどこまでも会長のお心に同心申し上げ、男子の使命を果たすべく、男子十万結集に向けて盤石なる体制を急ぎ構築してまいらねばなりません。
さればこの12月、二大綱目と先手の折伏を強力に進める中に人材を糾合し、霊山にまします先生と一人立たれる会長に、全員でお応えしてまいろうではありませんか。