そのような深刻な危機の只中、日米首脳会談が3月19日に行われましたが、11兆円規模の対米投資案件を始めとする経済協力策を携え、トランプの機嫌を損ねないよう媚びを売る高市首相の朝貢外交、媚態外交、隷属外交は到底看過できるものではありませんでした。
ホワイトハウスに到着した高市首相は、出迎えて握手をしようと右手を差し伸べたトランプ大統領に対していきなり抱きついてみせた。
首脳会談では上目遣いをしながらこう言った。
「私は『世界中に平和と繁栄をもたらせるのはドナルドだけだ』と思っており、諸外国に働きかけてしっかり応援したい。今日私はそれを伝えに来た」と。
国際法違反の戦争を自ら主導し、世界を混乱と不安の渦に巻き込んだ張本人を前に、よくもこうした歯の浮くような讃辞を言えたものです。
トランプ大統領は米軍の最高司令官としてイランへの軍事行動を決断し、それは、民間人を含む多数の死者を出し、その中には米軍の誤爆で命を落とした女学校の児童ら約170人も含まれている。
このような戦争の首謀者を「応援したい」と持ち上げる姿は理解に苦しみます。
さらに、先制攻撃への責任には一切触れず、イランの周辺国への攻撃やホルムズ海峡の実質的な封鎖だけを一方的に非難する姿勢も御追従以外の何物でもない。
本来高市首相は同盟国として即時の停戦と外交的解決を強く求めるべきではなかったのか。
高市首相は所信表明演説で「世界の真ん中で咲き誇る日本外交を取り戻す」と訴え、ロシアによるウクライナ侵攻に対しては「力による一方的な現状変更の試みを容認すべきではない」と明言し、国会答弁でも「したたかな外交を展開する」と胸を張っていた。
それにもかかわらず、今回の対応は御都合主義そのものであります。
そして、夕食会では高市首相のお気に入りのロックバンドの曲が演奏されると口を大きく開けて、両手を上げ一人で歌い踊り出した。
その写真がホワイトハウスの公式サイトのギャラリーの、しかも数ある写真のトップに掲載され、世界中に配信されてしまった。
訪米前に国会で赤沢経産相に「私に恥をかかせるな」と冗談めかして凄んでいた高市首相が、結局自ら世界に赤っ恥をさらしてしまったのであります。
日本政府やマスコミはこの会談を「成功」と喧伝していますが、トランプ大統領から要請されたホルムズ海峡への自衛隊派遣を何とか回避し、機嫌を損ねなかった事を成果とするのであれば、これほど空疎な評価はない。
エネルギー危機の只中でトランプに貢物を捧げ、国際法違反の戦争の首謀者に媚び諂う姿は、亡国の政治家そのものであります。
高市首相は『トランプ大統領に忠誠を尽くせば日本を守ってくれる』と思っているかもしれないが、将来トランプ大統領が米軍の血を流してまで日本を守る保証はどこにもない。
イランにホルムズ海峡を封鎖されるや己の責任を棚上げして「アメリカは石油がたくさんあるからそこにいなくてもいい。その海峡を利用している国が自分達で何とかしろ」と平気で責任を押し付けてくる無責任な大統領であります。
近い将来、中国による台湾有事が現実となった際「別にアメリカが困るわけではない。その地域で責任を持つ日本が自分で何とかしろ」とはしごを外し、いざとなったら見捨てるに違いない。
その時、日本は中国に他国侵逼を受けるのであります。
先生は何度も「アメリカは日本の柱ではない」と仰せ下さいました。
いかにトランプ大統領に忠誠を尽くしても、日蓮大聖人の仏法を立てない以上は必ず裏目に出る。
諸天の治罰によって、日本は他国侵逼を受けるのであります。
日蓮大聖人こそ日本の柱であられる。
あの竜の口の大法難の時、逮捕に来た平左衛門及び数百人の兵士達を前に、大聖人様は厳然とこう仰せられた。
「日蓮は日本国の棟梁なり、予を失うは日本国の柱を倒すなり」と。
また、佐渡の雪中では
「日蓮によりて日本国の有無はあるべし。
譬へば宅に柱なければたもたず、人に魂なければ死人なり。日蓮は日本の人の魂なり」
と師子吼あそばされた。
日蓮大聖人を国の柱とする時、日本は初めて金剛不壊の仏国となる。
なぜなら、宇宙的スケールの力用を持つ諸天が厳然と守るからであります。
もう国立戒壇建立以外に日本が亡国から救われる道はない。
傍若無尽のトランプ大統領とそれにひたすら追従する高市首相により、前代未聞の大闘諍と日本への他国侵逼はいよいよ迫ってきております。これこそ「仏法より事起こる」の大罰であります。
この根本原因は、日本一同の仏法違背と正系門家の極限の師敵対にある。
これを知るは、先生の御意思を継いで戦う顕正会のみであります。
諸天の治罰はまことに早い。顕正会の三百万が遅れては断じてならないのであります。
さあ、迎える4月、全組織が空前の大折伏を敢行し、本年の280万を確実にする大前進をなし、霊山にまします浅井先生に全員でお応えしてまいろうではありませんか。