『新尼御前御返事』に宣給わく
末法の始に、謗法の法師一閻浮提に充満して、諸天いかりをなし、彗星は一天にわたらせ、大地は大波のごとくをどらむ。
大旱魃・大火・大水・大風・大疫病・大飢饉・大兵乱等の無量の大災難並びをこり、一閻浮提の人々各々甲冑をきて弓杖を手ににぎらむ時、諸仏・諸菩薩・諸大善神等の御力の及ばせ給わざらん時、諸人皆死して無間地獄に堕ること雨のごとくしげからん時、此の五字の大曼荼羅を身に帯し心に存せば、諸王は国を扶け、万民は難をのがれん。乃至後生の大火炎を脱るべし。
只今の『新尼抄』の御文、顕正会において幾度拝読をしてきた事でありましょうか。
諌暁書にもこの御文を引かせて頂いて、日本国の人々にこの事を知らしめた。
そして今、いよいよ大罰の時代に入ってまいりまして、この御文が身に迫って感じられます。
この御文は、何を御示し下されているかといいますると
「『日蓮大聖人が、戒壇の大御本尊様を顕わして留め給うた』という事は、実に、無量の大災難が並び起こる事によって絶滅しようとする末法の全人類を現当二世に御救い下さるためなんだ」
と、その広宣流布に至る道筋、天下をここに御示し下されたものであるという事であります。
そして、この御文の中の文は一つでありますけれども、この中に、御在世の逆縁広宣流布と、滅後未来の日本及び世界の広宣流布、この事が、ただ一つの御文で御示し下されている。
なぜかといいますると、時代は変わっても原理は同じなんですね。
そこで「一つの文でもって、この御在世の逆縁広宣流布と、滅後の日本の広宣流布、そして世界の広宣流布、これを一時に仰せになっておられる」という事であります。
その原理というのを一言で申せば
「日蓮大聖人に背き奉るならば、諸天の怒りによって無量の大災難が並び起こる。
この時、この御本尊を強く信じまいらせるならば、人も国も必ず難を逃れ救われる事になるんだ」
という事であります。
「末法の始に、謗法の法師一閻浮提に充満して、諸天いかりをなし」と。
「末法には、久遠元初の自受用身であられる日蓮大聖人様が、全人類を御救い下さるために御出現になられる。
しかるに、邪法の者が怨嫉を抱いて、この大聖人を迫害する時、諸天が怒りを成すのである」
これは、御在世の事であり、そして、未来日本の国の広宣流布前夜の姿であり、将来、国際的にこういう事が行われてくる。
よって「末法の始に、謗法の法師一閻浮提に充満して、諸天いかりをなし」
と、これが、災難の根本の原動力となっていくんです。諸天の力であります。
諸天というのは、常に御本仏の御化導を助けまいらせて守護するのである。
この諸天の力用、働きというのは、宇宙的なスケールである。
よって、まず天変地夭によって、いろんな異常気象によって国々、人々を諌めるんだ。
なおそれでも気がつかずにこの謗法を続けるならば、ついに内戦を起こし、そして、国際的な、世界的な大動乱を起こす。これが諸天の力用であります。
この事について、私は、先般の男子部幹部会において諸天の存在・働きという事を詳しく申しました。
どうか、ビデオ放映でもってしっかり見てほしいと思っております。
そして、諸天の怒りによってどのような事が起こるか。
「彗星は一天にわたらせ、大地は大波のごとくをどらむ。
大旱魃・大火・大水・大風・大疫病・大飢饉・大兵乱等の無量の大災難並びをこり、一閻浮提の人々各々甲冑をきて弓杖を手ににぎらむ時」というような時が来るんだ。
すなわち、彗星は地平線から地平線まで一天に渡るような彗星が(これは大聖人様の御在世にも)出現いたしました。そして、未来にもそういうような事が必ずある。
そして「大地は大波のごとくをどらむ」「これは、大地震であります」
そして「大旱魃」異常気象が頻発するんですね。
「大火」「これは山火事とか都市の大規模な火事であります」
それから「大水」「これは洪水である」
「大風」というのは「大型の台風である」
そして「大疫病」
「これは、悪性の感染症で、今これから新形インフルエンザがもう『いつ』という段階で迫っている事ですね」
今度の新形インフルエンザ、私はこれが非常に嫌なんですね。
これは、まさに冥罰でもって、人が知らない間にウィルスがどんどん感染してくるんですね。知らない間にどんどん広まってくる。
大正年間のスペイン風邪。第一次世界大戦の時に「スペイン風邪」という悪性インフルエンザがはやりましたけれど、これでもって何と5千万人が死んでるんですよ。
今から60年前のあの第二次世界大戦で(日本だけじゃない)全世界でもって死んだという人が5千万人ですよね。それと同程度の者が全世界のスペイン風邪でもって死んでいるんです。
で、前回のスペイン風邪はまだ弱毒性である。
今度、今アジアでもって発生しつつある「間もなく全世界に広がるであろう」と言われる新形インフルエンザは(「H5N1形」ってやつね)これは「強毒性」っていうんですね。
だから「この被害はどれほどになるか」なんていう事を国立感染症研究所では声を大にして警告しておりまするが、こういうような事も異常気象によって新形ウィルスが突然変異して発生してくるわけであります。これが「大疫病」
そして「大飢饉」というのは食糧が世界的に不足してくる。
そして、食糧とか諸々の資源を巡って争奪戦が起こる。
これが大兵乱等になってきて無量の大災難が並び起こる。
「一閻浮提の人々各々甲冑をきて弓杖を手ににぎらむ時」
「全世界の人々が鎧兜に身を固め武器を手にする時」という事です。
非常に、こういうような争いになってくれば世界中が殺気立ってくるんですね。
これは、各国で争いをすれば「こちらが早く攻撃しなければみんなやられてしまう」というこの恐怖感から殺気立ってくる事が「一閻浮提の人々各々甲冑をきて弓杖を手ににぎらむ時」という事です。
しかも今は、核兵器が世界に拡散しておる。これは、大聖人の仰せになる
「前代未聞の大闘諍、一閻浮提にをこるべし」
という事の姿になるわけであります。
このような時、そして
「諸仏・諸菩薩・諸大善神等の御力の及ばせ給わざらん時」
政治的な力で話し合っても解決がつかない。軍事力でも解決する事ができない。経済力でも解決する事ができない。このとき、人々は祈るんですよ。
先般の豪州でもって大旱魃が続いた時に、全豪州(オーストラリア)でみんな祈ったっていうでしょう。人間は最後にどうしようもなくなった時には祈るんです。
これを、あるいは釈迦仏に祈り、あるいは薬師如来に祈り、あるいは観音菩薩に祈る。
「そのような仏・菩薩に祈りをかくとも全く効果は表われない」
いわんやキリスト教・イスラム教においておやであります。
そういう「諸仏・諸菩薩・諸大善神等の御力の及ばせ給わざらん時」
そして
「諸人皆死して無間地獄に堕ること雨のごとくしげからん時」
このような、異常気象の発生による自然災害、そして、今言った新形インフルエンザの大疫病、食糧の不足による餓死、そして、核兵器を使った大規模な戦争が始まったらまさに大量死が始まるでしょう。
「諸人皆死して無間地獄に堕ること雨のごとくしげからん時」
「この時に、大聖人様が留め置かれた御本尊様を強く強く信じまいらせて南無妙法蓮華経と唱える。国においては国主はそれを立てる。そして、民衆一人一人においては御本尊様を強く信じまいらせるというならば、御本尊の御守護を頂いて、この難を逃れ、助かる事ができるのだ。そして、後生の命もまた守られる」
すなわち「後生の大火炎を脱るべし」という事を大聖人様が仰せになっておられるわけであります。
平成20年 8月31日 浅井先生指導
- 広宣流布を進める諸天の働き
- 広布前夜の三災七難の姿