成育歴のブログの続きです。
発達に課題のある子にありがちの「癇癪」ですが、息子も時々起こしました。
あの耳をつんざくような声で泣き叫ばれた時の、
ドキドキする感じ・・・
こっちが泣きたくなる感じ・・・
今も覚えています。
ただ息子の癇癪は、一定のパターンがありました。
公園から帰る時。
お友達と別れる時。
おもちゃ屋さんから帰る時。
ママと離れる時。
要は、楽しい時間が終わる時に起こすのでした。
理由もなく癇癪を起こすわけではなかったので、定型の子でもこういうことはあるのかな?とも思うのですが、
ただお友達と別れるときに泣き叫ぶのは、いつも息子だけで。
公園から帰るときも、息子の泣き声だけがひときわ大きく、しかも長くて。
オモチャ売り場から帰ろうとすると、暴れて暴れて手が付けられなくなって・・・
ああいう時って、周りの視線がもう、痛くて痛くて
いつだったか、息子と銀座に行ったときに息子が大・大・大癇癪を起こしてしまい、数人の大人が私たち親子をじーーーっと見ていたのですが、
そのうちの一人の男性が、とにかくいつまでも私たち親子のそばを離れなくて、いつまでもジーっと見られ続けたことがありました。
あれはもう、すっごいすっごい嫌でした
ああいう時は、さっさと立ち去ってもらうのがありがたい
虐待と思われてるのかな?とか、この親は全然ダメだと思われてるのかな?とか、被害妄想(かもしれないこと)で頭の中がいっぱいになってしまいました。
それでも息子は全然泣き止まず、ベビーカーにも入れられず、抱っこ紐にも入ってくれなくて…
ちょっともう、どうやって帰ったのかも思い出せないのですが、
あの男性のジトーっとした視線だけは覚えていて、
今思い出しても辛くなります。
ABAに取り組んだことのある方なら「癇癪は『無視で消去』」というのを聞いたことがあるかもしれませんが、
実際は、癇癪を無視するのって本当に難しいです
心が痛みますもん。
それに家ならともかく、外だとなおさら難しい。
せめてポーズとしてだけでも、「注意してます」という姿勢を見せたくなる。
そうじゃないと
「子供が泣き叫んでいるのに、フォローも注意もしないバカ親」扱いされたりしますからね
残念ながら私は、「癇癪にはこう対応すべし」という答えを持ち合わせていません。
息子の場合は、癇癪は徐々になくなりました。
言葉が出るようになって癇癪が治まったのではないかと思います。
癇癪で苦しむ親御さんには、早く穏やかな日々が訪れますように…と願うばかりです。
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