存在理由、価値を変えて収益に | Soul mate eleven のブログ

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新鳥栖『道の市場』を2021年9月9日に鳥栖でオープンいたしました。『道の市場』が皆様に必要とされるブランドとなるよう、日々奮闘しております。

ブログで日々、学んだこと、チャレンジしている事をアウトプットしています

Soul mate eleven
牟田 和裕

既存のサービスと違う部分で売上を作ることができないか、という思考は大事だなと。

おもしろい話がありました。

昔のNTTの話。

携帯がない頃、公衆電話があって、みんな外で話すには10円を投入しないと3分話せない時代。

長時間話すには当然、小銭をジャラジャラ用意しないといけません。

そこにはあからさまに不満があります。

そして不満を潰すのが商いです。

NTTが用意したのはテレホンカードです。

1000円分や3000円分のカードとシステムを作ることでもう小銭を持たなくていい、という公衆電話に対するお客様満足度をあげました。

ただ利益で考えるとどうでしょう?

公衆電話を全部カードが使えるように作り直さないといけないし、カード作成代もかかります。

そう考えるとお客様満足度とトレードオフしてNTTは利益を削る、という選択肢を取らないといけません。

じゃあどうやってNTTはそれをクリアしたのか。

まずはカードを買っても使わせなければNTTの収益になる、と考え。

そのためにどうするか。

コレクション対象になるよう設計した、と。

最初はグレーで無機質のデザイン性の乏しいテレホンカードをリリース。

硬貨より便利、と大ヒット。
みんなが利用するために買う。

浸透した頃に満を持して「岡本太郎の4種のカードを発売」

大ヒットしたが、みんな使うためではなく、保持するために買った。

NTTは莫大な収益を上げました。

そこからはコレクション化に向けてご当地ものなど含めいろんなカードを出していけばオッケですよね。

今ではスターバックスなど、いろんな企業が同じ手法を取り入れてます。

世の中は一部の頭のいい人たちが考えた仕掛けで回っています。

知らず知らず、うまいこと乗せられているので(マイホームを建てましょう、良い大学行きましょう、なんてまさに)

なぜ、そうなっているのか、仕掛けやその裏にある「本当の理由」を常に考えるのが好きです。

これは今日の社内日報なんですが…。

書くのは気分晴らしでいいです。

はぁ…。それにしても。