![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190813/22/musyaavesta/e8/cd/j/o0800060014534631882.jpg?caw=800)
哲学の道、入り口。南禅寺側(南側)。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190813/22/musyaavesta/02/b9/j/o0800045014534631893.jpg?caw=800)
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190813/22/musyaavesta/12/60/j/o0600080014534631934.jpg?caw=800)
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190813/22/musyaavesta/f5/72/j/o1200080014534631950.jpg?caw=800)
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190813/22/musyaavesta/5e/07/j/o0321035314534631965.jpg?caw=800)
写真よりも、肉眼ではもっと赤い光沢に見えたオオセンチコガネ。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190813/22/musyaavesta/b2/1c/j/o0600080014534631983.jpg?caw=800)
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190813/22/musyaavesta/04/1b/j/o0800045014534631992.jpg?caw=800)
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190813/22/musyaavesta/4b/08/j/o0450080014534632002.jpg?caw=800)
京都タワー地下3階の銭湯で汗を流し、帰宅。
昨年夏、比叡山を滋賀県側から登り、京都府側へ下りました。
そしてその翌日、稲荷山(伏見稲荷)を歩きました。
今年の夏はどうしよう?と思っていたところ、『ハイキングを楽しむ本(関西版)(京阪神エルマガジン社)』と言う本の中に、「哲学の道」と「大文字山」が掲載されていました。コレって、両者を組み合わせて歩けるのでは?と思い、実行に移しました。
兵庫県民としては、京都の五山送り火(本当は「大文字焼き」とは呼ばないらしい)は夏の風物詩で、奈良の若草山の山焼きは冬の風物詩のイメージがあります。
「哲学の道」は、日本の道100選に選定されています。「大文字山」は、東山連峰の主峰、如意ヶ岳の西峰で、標高466メートルです。「大文字山」も、京都1周トレイルコースの一部になっています。
気分を盛り上げるために、姫路からの列車内では、梅原猛の『人類哲学序説(岩波書店/岩波新書)』を読みながら現地へ向かいました(『哲学のヒント(藤田正勝・著)』の方が良かっただろうか?)。読んでいたら、『人類哲学序説』の中に「哲学の道」と西田幾多郎のエピソードが登場しました。
まずは、地下鉄東西線蹴上駅で下りて、ねじりまんぽを通って南禅寺へ向かいます。さらに北へ向かい、熊野若王子神社あたりで右(東)へ折れると、「哲学の道」が始まります。あの西田幾多郎や田辺元、三木清が、歩きながら思索を巡らせたと言われる道です。南禅寺側から歩く方法と、銀閣寺側から歩く方法がありましたが、琵琶湖疏水は、南禅寺側から銀閣寺側(南側から北側)へ流れており、自分の気分として水の流れる方向へ歩きたかったので、南禅寺側(南側)から歩いて正解でした。
「哲学の道」の印象ですが、自分の歩く道の右側(東側)に琵琶湖疏水が流れており、そちら方向は山と緑です。そして、道より左側(西側)は民家や商店が並んでいます。道を中心に、左右が人為と天然で分かれている、そこを己が歩いて景色が流れていく、そんな印象でした。季節によって、いろいろな姿を見せる道だろうなと感じました。
残念ながら、トレッキング中に、人文学的なひらめきや、日常生活における名案のようなものは、得ることができませんでした。自分が歩いたのは11時40分頃。有名な観光地のため、ひっきりなしに人が行きかい、思索に集中できるシチュエーションではありませんでした。むしろ、午前5時頃などに歩くべきだったのかもしれませんが、一度ここを歩いたくらいでインスピレーションを授けるほど、霊感の神様は甘くないでしょう。
さて、「哲学の道」を歩き終わり、銀閣寺付近にたどり着きましたが、今回のトレッキングにどれくらいの時間を要するかわからないので、今まで参拝したことが一度もないにもかかわらず、今回は銀閣寺参拝を見送りました。銀閣寺境内に入らずに、左側(北側)をぐるっと回ると、大文字山への登山口があります。40分くらいで、「五山送り火」の大文字火床に着きました。標高は340メートルほどですが、樹木が伐採されており、展望はすばらしいものがありました。京都市内を一望できます。空気の澄んだ冬ならば、大阪方面まで見える日があるとのことです。
大文字火床からさらに登ると、山頂に至ります。大文字火床ほどの展望はありませんが、それでも遠くが見渡せます。画像の通り、三等三角点とは別に菱形基線測点もありました。
分岐点は多いのですが、京都1周トレイルコースの一部になっているため案内表示(看板)も多く、普通は道を間違えることはありません。それにもかかわらず、東山44-1から東山44-2のあたりで、自分は道を誤りそうになりました。と言うのも、大型自動車が通れそうに思える新しい林道らしきものがU字型に作られており、そのUの字の真ん中を分けるように、通常のトレイルコースの細めの道が通っており、ギリシャ文字のΨのようになっていたからです。太い道の方が正しい道だと思い、U字の先が行き止まりになっていない方を歩いて行ったのですが、誰とも出会わなくなり、スマホのGPSで見ても蹴上駅や日向大神宮とは反対方向へ向かっているように思えます。引き返すと、林道より細いトレイルコースの道が別にありました。このまま気付かずに歩いていたら、雨社大神や如意ヶ岳と呼ばれる方向に行っていたのかもしれません。下記マップも参考にしてください。
道中では、赤い色の光沢があるコガネムシと出会いました。画像よりも、肉眼で見た方がもっと赤く見えます。帰宅して調べてみたら、オオセンチコガネでした、赤い光沢、瑠璃色の光沢、緑色の光沢と、地域によって棲み分けがあるようです。
画像にあるような大きなキノコに驚きつつも歩き、日向大神宮へと下山しました。そして、最初の蹴上駅から京都駅まで戻りました。
京都タワーの地下3階に、昭和テイストな銭湯があります。サウナも、気泡風呂も、露天風呂もありません。お湯は、温泉ではありません。価格が高いと思う方も多いと思いますが、京都観光ビギナーとしては、最も見つけやすい風呂で、汗を流して、着替えてから列車に乗れるので、好都合でした。
「哲学の道」
「大文字山」
※関連リンク先
「山歩き まとめ(改)」
https://ameblo.jp/musyaavesta/entry-12624377490.html