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 朝日山、大日寺の苔と木洩れ陽。
 
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 檀特山山頂直前の山道。どの山であっても、山道の先の樹木が途切れて、そこに青空が見えると、妙な高揚感を覚える。
 
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 檀特山山頂の馬蹄石(ひづめ岩)。奥に見えるのが、京見山方面。
 
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 太子町東出方面から檀特山を望むが、山頂は見えていない模様。
 
 
 昨年、京見山、白毛山、才トンガリ山を歩き、
 
 今年に入って、それらの東側にあたる、苫編山、籾取山、鬢櫛山(荒川山塊)を歩きましたので、
 
 このたびは、京見山、白毛山、才トンガリ山のさらに西側にあたる、和久山、朝日山、檀特山を歩くことにしました。
 JR網干駅で下車し、兵庫県立太子高校方面へ歩いて行くと、少し見上げたところに厳島神社があるのですが、そこが和久山(標高44.5メートル)や朝日山(標高88メートル)の登山口となります。和久山は、朝日山公園の西端のあずま屋のある一角です。和久山から一度、朝日山公園駐車場に出てから、朝日山を登るかたちとなります。仁王門をくぐり、大日寺へと出ました。さらに上に、朝日聖天がありましたが、ここより高いところへは登れそうにありませんでした。ちなみに、「聖天」は「大聖歓喜天」のことで、ルーツはシヴァの子、ガネーシャですね。そのまま下山していくと、朝日山公園に出ました。
 
 そして、下太田登山口から檀特山(標高165.1メートル)を登った訳ですが、通常は市営勝原住宅・県営勝原第二鉄筋住宅を目印に、舗装された車道から下太田登山口へ進むようです。山の麓を南から北東へ回り込むような舗装されていない山道がありましたので、自分はそこを利用して下太田登山口よりも、少し上(北西)の地点に着き、そこから登り始めました。
 
 檀特山は、もともと仏教由来の山名のようで、姫路市と太子町にまたがる今回の檀特山の場合、「だんとくさん、だんどくさん」と呼びますが、須弥山(しゅみせん)等と同じく、「だんとくせん」と発音する場合もあるようです。
 
 
 姫路市民にも、太子町民にも愛されている低山のようで、いくつものルートがある山です。何度も楽しめる山と言えるでしょう。山頂には、グリップ効く巨岩があり、四方を見渡せますが、「馬蹄石」「ひづめ岩」と呼ばれているようです。それとは別に、展望デッキもあり、主に西方面への展望が開けています。山頂の山道の看板は太子町側のルートを主に掲載しているようで、苦笑いでした。
 
 そのまま北東へと歩き、川島荒神社のある川島登山口へと向かいましたが、分岐点の案内表示(道標)に、「削治岩」と言う気になる表示が。方向的に引き返すかたちでしたが、「削治岩」を目指しました。自分が行ったときは、誰も人がいませんでした。岩の上から新幹線の行き来を眺めることができ、大満足でした。このルートで昼食を食べるとしたら、山頂の馬蹄石・展望デッキですが、無人ならば「削治岩」での昼食もおすすめです。
 太子町側に下山し、神姫バスの太田小学校前バス停から姫路駅へ帰ってもよかったのですが、今回は中出屋敷バス停から帰りました。
 
 この流れで行くと、次回は西蒲田山か、太子町の城山を登るかもしれません。