味さと（九段下）のカジキマグロバター焼き

テレビも製作費が安上がりなのかグルメ番組花盛りだが、宣伝してやっているんだという態度で飲食代を払わない局もあるらしい。

テレビ局は視聴率を稼ぐためなら嘘や誇大表現なんざ平気の平左だが、お店もそれに乗っかる。

昨日も、まぐろ丼の店が「うちは原価は9割でやってます」って、嘘もいい加減にしてもらいたい。

原価が9割なら水光熱費が乗っかれば赤字、割箸や洗剤などの消耗品、従業員の給料や家賃はどうするの？

数か月で一家心中だろうよ

今回は地味ながらも真面目な定食屋さんの紹介。

昭和53年創業。九段下にある小料理屋の「味さと」さん。

１,2階とも満席でしばし待っていると1階のカウンター席が空いた。

毎回同じなので、今回は刺身かミックスフライにしようかと迷ったが、やっぱりカジキマグロバター焼きと玉子を注文。

私が通うスーパーの玉子でも1個40円はするのに、業務用は多少安いとはいえ60円で売っちゃ利益は出ないでしょうに。

「ごはんを少な目で」と伝えるのも忘れずに。

ほうじ茶を飲みながら待っているとほどなくして出来上がり。

●カジキマグロバター焼き＋玉子（９８０円＋６０円）

肉厚のカジキマグロ。

バターの香りが食欲を刺激してくる。

それではいただきます

味噌汁の具は豆腐とわかめ。

新鮮野菜たっぷりのサラダ。

小鉢は切り干し大根。

ポリポリ沢庵。

お待たせしました。お箸入刀！

しっとり柔らかく焼き上げられ、バター醤油もいい味だ。

最初に食べた時には感動さえ覚えたが、いまでもここのバター焼きは一級品。

ごはんは普通でも多すぎるので、少な目でちょうどいい。

玉子と醤油をかけTKG。

玉子かけごはんは混ぜすぎちゃいけない。

大きく3回混ぜ合わせたらもういじらない。

たまごかけごはんとバター醤油のカジキマグロ。

間違いのない美味しさ。

よく、会席料理は日本料理の頂点だとか、いや簡潔な懐石料理こそ日本料理の真髄だ。

そんな言葉をよく聞くし、間違いじゃないんだろうけど、私は「定食」こそ日本そのものだと思っている。

次回は他のメニューも食べてみたいけど、やっぱりカジキだね。

美味しい食事をいただき感謝をこめて
「ごちそうさま！」

お店情報

・味さと

・東京都千代田区九段北1-11-12
・http://kudan-misato.com/
・営業時間　11:30～13:30/17:00～23:00
・店休日　日祭日