青柳(熊本県熊本市)の郷土料理 | 夢酔亭主人のオムライス食日記

夢酔亭主人のオムライス食日記

上野、浅草など下町中心にオムライスや美味しいランチの食日記。

九州は食の宝庫。
 
鹿児島でも郷土料理を楽しんだが、熊本もまた楽しみが多い町。
 

  お店紹介

 
熊本郷土料理の「青柳」さん。
 
熊本市内でもっとも格式が高いお店らしい。
 
鎧武者とおばけの金太に迎えられご案内。
 
熟練の職人技が見られるカウンター席にご案内。
 
とりあえずのハイボール。
 
お通しは太刀魚。
 
コース料理もいいけど、食べたいものを食べたいだけ食べたいのが夢ちゃん流。
 
●一文字のぐるぐる
 
一文字はわけぎに似た小葱で、江戸の昔から熊本の郷土料理として有名。
 
小葱を1本1本丁寧にぐるぐるに巻いてある。
 
●からし蓮根

熊本県の郷土料理は数あれど、馬刺しと並ぶ知名度がある「からし蓮根」。
 
肥後の初代藩主細川忠利公は病弱であったため、医者に蓮根を勧められ、熊本城のお堀に非常食として栽培していた蓮根を利用して誕生した料理。
 
細川家の家紋は九曜。まさにからし蓮根と似ているので熊本では明治時代までは庶民は食べることができなかった。
 
シャクシャクと咀嚼し、肥後焼酎の「㐂六」をグイッ!
 
●すき焼き
 
馬にしますか牛にしますか?と聞かれるけどもちろん牛。
 
黒毛和牛の1人すき焼き。
 
もうよかろう。
 
まうごつうまかばい!

 

野菜も新鮮。
 
ライムサワーですっきり爽快。
 
後半戦は熱燗で。
 
●だご汁
 
私も子供の頃から慣れ親しんだ料理。
 
東京では「ただのすいとんじゃないの?」と思われるでしょうけど違います。
 
違いを説明しろと言われると困るけど違うんです。
 
我が家では味噌だったけど一流店は違う。
 
鶏ガラと鰹だしのすまし仕立て。
 
お腹も満足、ほろ酔い気分でお店を後にした。
 

美味しい食事をいただき感謝をこめて

「ごちそうさま!」
 

本日の名曲コーナー 

 

江戸で流行った端唄「肥後の殿様」。

 

肥後熊本54万石の細川の殿様。

 

見栄っ張りのところがあって、大名行列の派手さは江戸っ子の度肝を抜いたが、そのうち借金がかさみ「貧乏細川」と笑われたとか。

 

旅に出て大名行列に出会うと道端で土下座させらるけど、江戸の町に入るとお辞儀もしなくてよく、行列が貧相だと「ありゃ~どこの田舎でーみょーだい!」と庶民に指をさされて笑われたというから大名も大変だっただろう。

 

 お店情報

・青柳
・熊本県熊本市中央区下通1-2-10
・http://aoyagi.ne.jp/
・営業時間 11:30~14:00/17:00~23:00 
・店休日 年末年始