呉愛人(鹿児島県鹿児島市)の郷土料理 | 夢酔亭主人のオムライス食日記

夢酔亭主人のオムライス食日記

上野、浅草など下町中心にオムライスや美味しいランチの食日記。

地方出張の楽しみはランチだけじゃなく夜の世界もある。
 
鹿児島出張2日目の夜は天文館通りをぱとろーる。
 

  お店紹介

 
鹿児島の郷土料理の店、「呉愛人」さん。
 
戦前は料亭だったが、終戦後郷土料理の店として再スタート。
 
児童文学者・椋鳩十氏が「呉愛人(わかな)」の名付け親。
 
カウンター席にご案内。
 
とりあえずハイボールで何かに乾杯!
 
お通しは里芋。
 
お隣のご隠居さんがしきりに話しかけてくるが、鹿児島では桜島と西郷どんの悪口はご法度。
 
火山灰を降らせる迷惑な山と、国に逆らった犯罪者などと迂闊に口を滑らせると、「チェストー!」の気合と共に薩摩示現流でバッサリ斬られるだろう。
 
●薩摩おでん
 
大根、黒毛和牛の牛すじ、玉子、厚揚げ。
 
味噌で煮込んだおでんは珍しい。
 
70年間注ぎ足してきたという味は、素朴ながらすごくおいしい。
 
●ヤリイカの刺身
 
魚は新鮮=美味しいと限らないけどイカは別。
 
新鮮さが命。
 
焼酎の「薩摩宝山」がイカのお供。
 
●さつま揚げ
 
揚げたてアツアツ。身は甘味があって弾力もすごい。
 
日本酒に切り替え。
 
●さつま汁とおにぎり
 
さつま揚げと並ぶ郷土料理さつま汁。
 
大好物の鯛茶漬けやにぎり鮨もあったけど、直感でおにぎりが合いそうだと思った。
 
具もないただの塩だけのおにぎりだけどこれが滅法美味い
 
山下清画伯がこれを食べたら涙を流して喜ぶだろう。
 
さつま汁は何も言うことはありません。
 
腹の底から幸福感に満たされます。
 

美味しい料理とお酒に

「ごちそうさま!」
 

 お店紹介

・吾愛人 文化通り店

・鹿児島県鹿児島市山之口町12-21
・https://k-wakana.com/
・17:00~23:00
・店休日 日曜日