BAR山崎(札幌すすきの)のカクテル | 夢酔亭主人のオムライス食日記

夢酔亭主人のオムライス食日記

上野、浅草など下町中心にオムライスや美味しいランチの食日記。

地方出張の楽しみは美味しい料理を食べるだけじゃない。
 
美味しいお酒を飲む楽しみもある。
 

  お店紹介

 
伝説の店、「BARやまざき」さん。
 
重厚なドアを開けると3人のバーテンダーさんが出迎えてくれる。
 
カウンターの中心あたりは常連さんの席。控えめに端の方へ座る。
 
新宿の「ドン・キホーテ藤田BAR」のマスター藤田さんが若い頃に修業したお店で、修業中の話は散々聞かされたし、「BARレモンハート」という漫画にも描かれ、テレビドラマにもなった。
 
●ジントニック
 
ジントニックはお店の数ほど味が違うといわれるが、シンプルながら実に奥が深い。
 
96歳まで現役のバーテンダーを続けられた山崎達郎氏のお話や藤田さんの話に花が咲く。
 
戦前の洋酒文化の草分けでバーテンダーの登竜門といわれる「東京會舘」で修行し、長い歴史のあるN.B.Aで歴代27人しか受賞していない最高の称号「ミスターバーテンダー」の一人山崎達郎さん。
 
この店で誕生したオリジナルカクテルは何と200種類以上。
 
その中からお勧めのカクテルをお願いする。
 
●サッポロ
 
東京出身の山崎さんが札幌に移住しその地名をつけたカクテルは氏の最高傑作。
 
カクテルの世界大会で特別賞を受賞したほど海外でも評価が高い。
 
ウオッカベースでクセがないのに味わい深くグリーンチェリーがいいアクセント。
 
見事な2段振りで振ったシェーカーからグラスに注がれ、最後の1滴がポトリと落ちるとちょうどグラスの摺り切り。
 
●ノルマンディー
 
カルヴァトスを使ったカクテル。
 
東京15区に出馬する日本保守党の飯山陽さんは、「私がノルマンディーに最初に突っ込む」と決意された。
 
●アジア
 
昭和20年、日本の敗戦とともに消滅した満州国。
 
かのラストエンペラー愛新覚羅溥儀が皇帝だった時代だ。
 
その満州国の発展を支えたのが南満州鉄道。
 
豪華な「特急アジア号」の中のBARで供されていたカクテルを山崎氏が復活させたもの。
 
マティーニがカクテルの王様ならこれはカクテルの皇帝だ。
 
戦前の日本ってすごい国だったのだと改めて感動。
 
全国のBARの手本になっている日本最高のカクテルを楽しみ大満足でお店を後にした。
 
お腹もすいたのでホテルに戻って夕食。
 

美味しいお酒に感謝を込めて
「ごちそうさま!」

 

夢ちゃん動画コーナー 

 

 

 お店情報 ★★★

・BARやまざき

・北海道札幌市中央区南三条西3 克美ビル 4F
・http://www.bar-yamazaki.com/
・営業時間 18:00~00:00
・店休日 日曜日