かみや(佐賀県武雄市)のちゃんぽん | 夢酔亭主人のオムライス食日記

夢酔亭主人のオムライス食日記

上野、浅草など下町中心にオムライスや美味しいランチの食日記。

午前中、介護付きの老人ホームに放り込んだ親父に「愚痴を言うな」と諭したが、昔は姥捨て山のように一定の年齢になった老人は捨てられる運命にあった。
 
老人は若い人に迷惑を掛けちゃいけないし、今の医療にも問題がある。
 
たとえば、食事もできない老人に胃に穴を開けて栄養を送る「胃ろう」のような延命治療が本当に必要なのだろうか?
 
もちろん世界中でこんな治療を行っているのは日本だけ。
 
それで世界一の長寿国だと喜んでいるが、世界の常識も、私の価値観でも自分で食事ができなくなったらそれで人生終わり。
 
佐賀県武雄市でのランチタイム。
 
妹に「井手ちゃんぽん」に向かうように告げるとお勧めのお店があるという。
 

  お店紹介

 
井手ちゃんぽんから車で3分ほど走った国道沿いにある「お食事処かみや」さん。
 
昭和53年創業で3代続くお店だが、2度の水害で水没の憂き目にあったがそれを乗り越えて現在まで続いているという。
 
いかにも田舎の大衆食堂の雰囲気だが隅々まで清潔感に満ちている。
 
掃除に手を抜いていない証拠で、こういう店にハズレはない。
 

  メニュー

 
日本オムライス協会会長としてオムライスを食べるべきだが、朝から頭の中はちゃんぽん。
 
迷っているところに美味しそうなカツ丼も参戦し3つ巴で迷いに迷う。
 
妹はオムライス。私はちゃんぽんとおにぎりを注文。
 
それと日本酒。
 

女将さん私の顔をチラッと見て、

「うちは普通のお酒しかなかですけどよかですか?」
 
「もちろん普通でいいですよ」と、答えたけど質問の真意は不明。
 

  料理到着

 
●オムライス(950円)
 
最初に妹のオムライスが到着。
 
「小皿をもらって少し食べる?」
 
シェアなんて恥ずかしいことはしません。
 
でも、美味しそう。
 
●ちゃんぽんとおにぎり(720円+120円)
 
正統派の佐賀ちゃんぽん。
 

それではいただきます

 
胡椒をパッパッパッ・・・
 
ダシが効いた美味いスープだ。
 
これが食べたかった。
 
長崎ちゃんぽんと違い豚肉と野菜で魚介が入らないのが佐賀ちゃんぽん。
 
わたしも冷凍もののイカやエビを入れるくらいなら、ない方がいいと思っている。
 
極太のちゃんぽん麺はモッチモチ食感。
 
後半戦はウスターソースで味を変えるのも佐賀流。
 
お腹もいっぱいなのだがおにぎりがあった。
 
まるで日本昔話のような大きなおにぎりでお腹も満タン。
 
会計をしていたら、「満足してもらったですか?」と心配顔の女将さん。
 
もちろん、大満足でしたよ!

 

 

 

水害の多い地域に住んでいれば水害に、山に住んでいれば噴火や雪崩の被害に遭うし、海辺に住んでいれば津波のリスクは必ずある。

 

復興税だ何だと国に甘えてばかりいる東北の方たちも、少しは自力で復興する努力をしてもらいたいものだ。

 

美味しい料理をいただき感謝を込めて

「ごちそうさま!」

 

 お店情報

お食事処かみや

・佐賀県武雄市北方町志久96-6

・営業時間 11:00~14:00
・店休日 毎週日曜日・第四月曜日