海南鶏飯(水道橋)/シンガポールチキンライス | 夢酔亭主人のオムライス食日記

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白山通りでアジアの食を楽しもう!
 
企画第2段はシンガポール料理の「海南鶏飯」さん。
 
「明るい北朝鮮」といわれる独裁国家シンガポール。
 
国民に言論の自由はなく一党独裁が続いている国なのだが、1人当たりのGDPは日本をはるかに超え国民は高収入を得、豊かな暮らしを享受している不思議な国だ。
 
日本におけるシンガポール料理の草分け的な名店で、私も古い付き合いで最初に訪問したのは十数年前。
 
まー君、おつかれサン。
 
シンガポール大使のお墨付きもあるように、日本におけるシンガポール料理の草分け的なお店なのだ。
 
店内は南国風のスッキリした内装で、客層は約7割がOLさんや若い学生。
 
人気は店名にもなっているシンガポールチキンライス。
 
タイではカオ・マン・ガイと呼び名が変わるが、似たような料理が東南アジア各国にある。
 
前回と同じく蒸しと揚げのハーフ&ハーフを注文。
 
蒸し暑い日にはサッパリしたお茶が嬉しい。 
 
●シンガポールチキンライスハーフ&ハーフ(950円)
 
ワンプレートに2種類のチキンと3種類のソース。
 
揚げどり、蒸しどりのいいとこどり。
 
それではいただきます割り箸
 
シンガポールの爽やかな風が通り抜けるスープ。
 
蒸し鶏には甘辛く濃厚なダークソーヤソースが合う。
 
鶏は蒸すことによって旨味が凝縮される。
 
チリソースはピリッとした辛さが私好み。
 
鶏の脂で炒めた米に、骨付きの丸ごとチキンのスープに生姜やニンニクを加えて炊き上げたジャスミンライス。
 
揚げたチキンはそのままでも美味いが生姜ダレをちょっと乗せるといい。
 
パクチーの爽やかな風味も加わり、後味もスッキリ。
 
チキンの下にはサラダ。
 
6年ぶりの訪問だったが、料理、サービス、雰囲気とも以前のままで大満足。
 

美味しい食事をいただき感謝をこめて

「ごちそうさま!」
 
【本日の名曲コーナー】

 

古関裕而作曲の「英東洋艦隊壊滅の歌」。

 
シンガポールは長い間イギリスの植民地として苦しんできたが、第二次世界大戦が始まると日本によって解放された。
 
難攻不落と自慢していたシンガポール要塞は日本軍の猛攻でたった10日で陥落。
 
降伏交渉で有利な条件を引き出そうと粘るパーシバル司令官に対し、山下奉文中将が机を叩き「イエスかノーか」と迫ったのは有名な話。
 
海軍はシンガポールを母港とする世界最強と言われた戦艦「プリンス・オブ。ウェールズ」と「レパルス」を擁するイギリス東洋艦隊を撃滅。
 
この知らせを聞いた英首相チャーチルはショックのあまり気を失ったというが、インドや東南アジア諸国民は同じアジア人が西洋人を打ち負かしたことに歓喜した。
 
なぜ日本の教科書では先人の偉業を子供たちに教えないのか不思議でならない。
 
この海戦の発表は当日の午後4時だったが、3時間後の7時のニュースで「英東洋艦隊壊滅の歌」が発表された。
 
作詞の高橋掬太郎と作曲の古関裕而は電話で連絡を取りながら曲を付け、歌手の藤山一郎は編曲をしている間に曲を覚えたという。
 

【お店】 
・シンガポール海南鶏飯 水道橋本店
・東京都千代田区三崎町2-1-1 2F
・http://www.hainanchifan.com/docs/new/hainan/hainan.html