★・河太郎(福岡市)/呼子のいかと佐賀牛刺し | 夢酔亭主人のオムライス食日記

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上野、浅草など下町中心にオムライスや美味しいランチの食日記。

今年初の出張は九州博多。

博多の夜と云えばこの店を避けるわけにはいかない。

 

昭和36年創業。日本料理の「河太郎」さんに2年ぶりの訪問。


本店は中州で佐賀県呼子町の支店は全国から客が来るほどの大人気店で、いかの活造りの元祖の店として有名。

 

カウンター席にご案内。

 

冷えた体を温めたくて大分県の「鷹来屋 特別純米」を熱燗でお願いした。


お通しは「いかとほうれん草の和え物」。

 

本日のいかはアオリイカ。


1杯500g前後ということなので、小さめのイカを半分のサイズでお願いした。

 

●アオリイカ

 

これで220g。

 

アオリイカは大量の墨を吐くので網で追い回すと水槽が真黒くなるそうだ。


そのためサイズ別に籠に入れられ、狙いを定めてさっとすくい取り墨を吐く間もなく十数秒で調理完了。

 

おそらく、自分の身に何が起こったのか理解できないのだろう。


手足は海の中を泳いでいるかのようにクネクネ動いている。


目が怖いので椿の葉でふさいでおこう。

 

レモンをギュッと搾り「またいたちの塩」でいただこう。


ウー・マイ・ガーッ!


何だ、この旨さ。


魚介類は新鮮な方が美味いとは限らないがイカは別。


新鮮も新鮮。まだ成仏されて1分も経っていないのだから。


適度な歯ごたえと柔らかさ。


塩で甘さが引き立つ。

 

もちろん、わさび醤油で食べてもGood。

 

エンペラーとゲソは天ぷらにしてもらった。


他にも塩焼きやかにみそ焼きも可能。

 

「刺身以上に美味しいと思いますよ」とお運びさん。


そんな馬鹿な・・・


iいや、確かに美味い。


衣はサクサク、身はふっくら。

 

足の太さでお悩みの女性も多いと思いますが、見てくださいこの美脚を。

 

鹿児島産紅あずまの天ぷらはサービス。

 

お酒は河太郎名物「竹酒」。


「花の露」を竹の中で熟成させた逸品。

 

●佐賀牛サーロイン炙り刺し

 

イカの次はお肉。


お肉と云ってもそんじょそこいらの牛と違って「佐賀牛」という優等生。

 

そのサーロインを刺身で食べて不味いわけがない。


上質の脂が舌の上で溶け、竹酒で洗い流す爽快さは格別。

 

●イカいなり

 

お揚げの中には酢めし、イカ、大葉。


一口頬張ると思わず笑みがこぼれる。


博多でも高級店なので値段は張るがそれ以上の満足感。


出張の楽しみはご当地グルメなのだが、博多の夜は格別だね。

 

【本日の河太郎】

 

美味しい食事に感謝をこめて
「ごちそうさま!」


【お店】 
・河太郎 博多駅店
・福岡県博多区博多駅中央街 8 番 1 号
http://www.kawatarou.jp/