★・お多幸(新宿)/おでん | 夢酔亭主人のオムライス食日記

夢酔亭主人のオムライス食日記

上野、浅草など下町中心にオムライスや美味しいランチの食日記。

寒い冬はこれで温まろう!


お正月や出張で中断したので今週から再開。


シリーズ第10弾は「おでん」。


大勢で食べる時は鍋もいいけど一人の時は「おでん」がいい。


逆に言うとおでん屋にグループで押しかけてワイワイ騒ぐのを野暮という。


新宿のおでん屋「お多幸」さん。


大正12年創業の「銀座お多幸」の支店に当たる。


外の寒さがウソのような温かさ。おでんのいい香りに満ちている。


とりあえずビールでスタート。


●厚焼き玉子(ハーフ)


おでんが旨い店は出汁が決め手。

しっとり柔らかく、ほどいい甘さ。


●おでん


がんも、こんにゃく、シューマイの3品。


百年以上継ぎ足してきた汁は漆黒の美しさ。まさに東京の正統派おでん。


からしをつけて頬張れば思わず笑顔が浮かぶ。


この季節になると家庭でおでんを作る人も多いと思うけど、大体みんな失敗するのがグツグツ煮込んじゃうんだよね。


美味しいおでんを作るには絶対に沸騰させちゃいけない。


種は個別に下茹でし、90℃~95℃の汁で温めて冷ますを数回繰り返すことだ。


お酒をお燗してもらい本格モード。


●まぐろぬた


お多幸はおでんだけじゃなく一品料理も手抜きなし。


甘酸っぱい酢味噌をたっぷり絡めて頬張り、熱いお酒をくいッと飲む。


日本人生まれてきてよかったとしみじみ思うね。


おネエさん、お銚子お代わりね~!


●おでんその2


2皿目は大根、玉子、ふくろ。


すべての種は盛り付ける際に食べやすいように包丁を入れてくれる。


お箸でちょいと押すときれいな断面が現れる。


味が沁みて柔らか。


ふくろも具がぎっしり。


●とうふ茶めし


最後の〆は「とうめし」


茶めしの上におでんの豆腐と汁をぶっかけたもの。


豆腐を崩しお茶漬け風にサラサラと。


これが「お多幸」のフルコースだね。


身も心もぽかぽかに温まった夜だった。


美味しい食事をいただき感謝をこめて
「ごちそうさま!」


【お店】 
・お多幸 新宿店
・東京都新宿区新宿3-20-1
http://www.otako.co.jp/index.html