新宿の隠れ家のジンリッキー・★/ドン・キホーテ藤田バー | 夢酔亭主人のオムライス食日記

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とうとう潰れたか・・・


お店の前に佇みよく見ると玄関に貼紙がある。

 

張紙の矢印の方向に振り向くと、いつもと変わらぬ看板があった。

 

新宿5丁目の名店「ドン・キホーテ藤田Bar」さん。


ドン・キホーテと言っても安売りの殿堂じゃない。


数々の名店で修行を重ねたレジェンドのバーテンダーがいるBAR。


2軒隣に移転したようだ。


いつもと変わらぬ看板と書いたが、正確には看板も新しくなっている。

 

重々しいドアを開けるといつもの笑顔で出迎えてくれるマスター。

 

柳原 良平がマスターの為に書いた絵もあちこちに飾られている。


変らないのはカウンターの上の整理整頓をしようという気がまるでないこと(笑)


「いらっしゃいませ、やあ夢さん久し振り!」

 

●ジンリッキー


マスターの目の前に座ると、何も言わなくともジンリッキーが出てくる。


テレレビドラマにもなった「Barレモンハート」にも登場し、作者の古谷三敏氏は日本一美味いジンリッキーだと絶賛している。


「今日も写真撮るけどいい?」


目の前でVサインを決めるマスターを無視してジンリッキーをパチリ。


ゴクッ・・・


美味い!


私も古谷氏と同じく日本一のジンリッキーだと思う。

 

●名無しのカクテル


フルーツ系のダイキリらしい。


深く詮索せずにいただこう。

 

ジャックローズに近いのでザクロかな。

 

マスターとの会話はいつもお酒の話題。


美味しいジンリッキーの作り方10か条から始まり、最後は「バー夢酔亭マスター」へのカクテル講習。


同じ酒を使い同じ作り方をしているのに、マスターと何が違うの?


私のやり方を説明すると、藤田マスター即シェーカーを持ち講師に早変わり。


ポイントは全て教えてもらったので宅飲みが楽しみ。

 

●名無しのカクテルその2


お客さんのお土産だそうで、紫のオレンジがあるそうな。


切るとブドウのような鮮やかな紫だ。


チヤッチヤッと作ったカクテル。

 

おおっ、見た目とは違いこれもよござんすね。

 

目の前にスーッと封筒が置かれ、中を覗いてみると前回訪問した時に飲んでる私をマスターが隠し撮りした写真。

 

いつのまに・・・・笑


じゃ、これで・・・

 

お会計の時、お釣りはいらないと断ると、お土産にパンをくれた。


これって商売用じゃないの(笑)


私の親父と同じ年齢なのだが、これからも元気で頑張ってほしいものだ。

 

【本日の名曲コーナー】

 

二度あることは三度あるなんてことを言いますが、3週連続で紹介するのはベト7の第四楽章。

 

ムラヴィンスキー、クライバーと大巨匠が続くと3番手は誰?

 

実は先週クライバーの動画を貼り付けようとた時に偶然発見した映像。

 

ドゥダメルという指揮者は名前ぐらいは知ってるよっていう程度のお付き合いなのだが、このベト7は実に素晴らしい。

 

オケはお世辞にも上手いとは言えないし、ホールの響きも乏しい。

 

しかしそれを補って余りある気迫と集中力があり、聴く者の魂に響いてくる。

 

6月にはベルリンフィルを率いて来日し、上野の東京文化会館で「第九」の演奏会が行われる予定だが、中国ウィルスのおかげでどうなることやら・・・


【お店】
・ドン・キホーテ藤田Bar
・東京都新宿区新宿5-11-29
http://www.fujita-bar.in.net