新たに広がるカレーの世界/ カリービト(飯田橋) | 夢酔亭主人のオムライス食日記

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上野、浅草など下町中心にオムライスや美味しいランチの食日記。

サラリーマンやOLさんでごった返すランチタイムも、ほとんどの店は静まり返っている。


私も20数年間飲食の世界で生きていたからこのつらさはよく分かる。


人件費だけの問題じゃなく家賃も光熱費もかかるし食材だって毎日仕入れているんだ。


患者数が増加し続けている東京は今後どうなるか分からんけど、小さな個人店はできる限り応援してあげたい。


飯田橋にあるカレー専門店カリービトさん。


1年半の間に500軒以上のカレーを食べ歩いた店主が思い切って脱サラして始めたお店だが、今では飯田橋のカレーファンの人気ナンバーワン。


最初に食券を買うシステム。


前回と同じく限定10食のキーマカリーを押す。


キッチンを囲むカウンター席だけの店内。


食券を渡すとライスの量を訊かれるので普通サイズでお願いする。


統一されたグラスではなく様々な色や形を使っているので席の上は華やか。


●粗びきキーマカレー+ゆで玉子(900円+100円)


注文したのはキーマカレーの単品なのだが、ダルカレーと相掛けになっているので自然と2種類のカレーが同居している。


それではいただきますナイフとフォーク


ほど良く半熟の玉子。

優しい甘さのダルカレー。


超粗挽きのひき肉を使ったキーマカレー。


爽快なスパイスの風味が口の中を通り抜けていく。


ダルカレーと軽く混ぜて口に運ぶ。


スパイスの研究を重ねてたどり着いたカレーなんだろうなというのが舌先から伝わってくる。


インドカレーとかタイカレーと云った既成のジャンルじゃなく、カリー人のセンスと個性あふれる新しいカレーなのだ。


キーマカレーだけ、ダルカレーだけ、混ぜ混ぜしたミックスカレーの味と一口ごとにいろんな味を楽しめる。


「辛」で一気に大辛に変身。


ニンジンのラベなど脇役陣も手抜きなし。


毎回同じキーマカレーばかり食べているけど、数年ごとにリニューアルされるカレーは常に進化を続けている。


これから先が楽しみな店NO1でもある。


美味しい食事をいただき感謝をこめて
「ごちそうさま!」


【お店】
・カリ~&スパイスバル カリ~ビト
・東京都千代田区飯田橋3‐2-6