日付けは一日さかのぼるが、おかめ蕎麦を食べ、14時ごろ東京を出て新幹線で5時間半。
博多駅に着いた頃にはすでに20時過ぎ。
今回の出張は福岡県の博多。
博多うどんも博多ラーメンも興味はないが、九州に来ると必ず食べておきたいのが「ちゃんぽん」。
ホテルでチェックインを済ませ、タクシーを走らせ天神に向かう。
「井手ちゃんぽん天神店」さん。
佐賀県北方町の本店とは違い都会的なセンスの店。
本店はちゃんぽん以外にも中華料理のメニューがずらりと並ぶが、天神店はちゃんぽんだけ、他にサブメニューが数品。
冷たいビールが美味い。
昭和24年創業。
私が何度も通った高校生の頃はすでに有名店だったがそれは県内の話。
今では全国的な知名度を誇る超有名店になった。
●ちゃんぽん並+餃子(700円+320円)
長崎とは違う佐賀ちゃんぽんだ。
これで並の量だが、大盛りになるととんでもない量が出てくる。
紅生姜を添えるのは博多の好みに合わせたのだろう。
餃子。
それではいただきます
薄い皮で、噛んだ瞬間ジュワーと肉汁が溢れる。
こんな旨い餃子は東京でも滅多にお目にかかれない。
卓上の胡椒を軽くパッパッパ・・・
うんうん、この味!
佐賀のちゃんぽんは長崎とは別物。
長崎が豚骨スープなのに対し、佐賀は鶏ベースのスープで、具には魚介類は入らない。
豚肉の他にはキャベツ、もやし、玉ねぎ、葱、ちくわに蒲鉾。
ラーメンとは違うちゃんぽんの麺。
モチモチ感がたまんないね。
卓上の調味料で味を変えるのも楽しみのひとつ。
ちゃんぽん元だれで味の変化を楽しむ。
ちゃんぽんにはソースをかけるのも佐賀流。
コクが増して更に奥深い味になる。
カレーパウダーはイマイチ。
浅草でラーメンが誕生する数十年前にすでに誕生していた「ちゃんぽん」。
長崎で誕生した「ちゃんぽん」は佐賀で完成したと言っても過言ではないだろう。
井手ちゃんぽんを一度食べたら他の店では満足できない体になる(笑)
美味しい食事に感謝を込めて
「ごちそうさま!」
【お店】 ★
・井手ちゃんぽん 本店
・佐賀県武雄市北方町大字志久1928
・http://www.ide-chanpon.co.jp/