★★★/神田まつや(淡路町)/ おかめ | 夢酔亭主人のオムライス食日記

夢酔亭主人のオムライス食日記

上野、浅草など下町中心にオムライスや美味しいランチの食日記。

年末年始も終わり蕎麦屋さんはようやく一息ついている頃だろう。


病院に行くために仕事は休んでいたのでお昼は「神田まつや」さんへ。


平日の15時過ぎなのに店内は満席、相席で埋め尽くされている。


蕎麦屋というのは飲食店の中では最も効率が良く、朝から夜まで稼げるのだが、ここはアイドルタイムもない。


1回のそば打ちで約40人前なのだが、それを多い日には一日40回打つという。


つまり1日の客数1,600人×客単価2,300円=と計算するとこの店の売上はすぐ弾けるのだ。


客単価が高いのではと思われそうだが、まつやに限らず老舗の蕎麦屋では蕎麦だけ食べる客はいない。


必ず蕎麦前のお酒を飲んでからの蕎麦なのだ。

先月も訪れ裏メニューを食べ尽したのだが、今回はおかめを注文。


蕎麦前は熱燗で。


何かに乾杯!


そば味噌と清酒ってなんでこんなにも相性がいいのだろう。


この後病院にも行かなくちゃいけないので飲み過ぎないよう1本で我慢。


●おかめ(1,000円


おかめそばは具をおかめの顔に見たてて作る。


美人過ぎるのではなくちょっと崩すのがポイントだが、どんな具を使うか、どんな並べ方をするかはお店のセンスしだい。


それではいただきます割り箸


七色をパッパッパッ・・・


汁をズズズッ・・・


正統派の江戸蕎麦の汁。


最近は甘い汁が好まれる傾向にあるけど、種物の汁はこれくらい辛くなくっちゃ。


湯葉は髪飾りかな?


蒲鉾はそれこそピンからキリまである中で、どのクラスの蒲鉾を使うのかが蕎麦屋の格。


さすがにこの蒲鉾は「神田まつや」らしいクオリティ。


鼻はたけのこ。


左右のほっぺはナルトと椎茸かな。


椎茸は「おっ!いたんだ」と感動さえあるが、ナルトの場合は「あっ、いたんだ」に変わる。

昔ながらの「神田まつや」の玉子焼き。


シャキッと感が残るほうれん草。


蕎麦と具の間には海苔が敷き詰められている。


この海苔が蕎麦に絡み何とも美味い。


種物にもダレないようしっかりとしたこしの強さ。


プツンと切れる歯ごたえが楽しい。


最後は蕎麦湯で。


ねぎを浮かべて一気に飲み干す。

蕎麦良し、雰囲気良し、サービス良し!


美味しい食事に感謝を込めて
「ごちそうさま!」


 【お店】 ★★★
・神田まつや
・東京都千代田区神田須田町1-13
http://www.kanda-matsuya.jp