8月最後の土曜日。
東京では西の高円寺と東の浅草がこの夏最後のフィナーレを飾る。
1万人の踊り子と100万人の観衆を集める「高円寺阿波踊り」。
50万人が集まり、リオに次ぐ北半球最大のサンバの祭典「浅草サンバカーニバル」。
第36回浅草サンバカーニバル!
去年、一昨年と小雨の中のカーニバルだったが今年も雲行きが怪しくなった。
でもこれまで小雨は降っても本降りで中止になったことはない。
今年は各企業チームを除いたコンテスト参加チームはS2リーグ10チーム、S1リーグ8チームで優勝を争う。
S2リーグサンバが終わり、地元企業チームのアサヒビールチーム。
秋篠宮家の内親王様の母校である国際基督教大学のチーム、ICUラムズ。
去年S2リーグで優勝し今年から晴れてS1昇格。
サンバカーニバルはただのお祭りではない。
順位がつけられS1リーグの最下位とS2の1位は入れ替えがある厳しい世界。
事実今回S1最下位だったラムズは来年は降格になる。
ハイーニャとはバテリア(打楽器)の前でタスキをかけて踊るチームのトップダンサー。
埼玉県の高校生チーム「自由の森学園サンバ音楽隊」
今年のテーマは「高校生の頭の中」
なるほど・・・高校生の頭の中は女とHか!
確かに身に覚えはある(笑)
リベルタージのバイアーナ。
首都圏の大学生選抜チームの「ウニアン・ドス・アマドーリス」
2年連続優勝から3位、4位と低迷を続けているが、うっ憤を晴らすかのようにエネルギッシュで激しいサンバ。
今年のテーマは「原始時代!」
雷鳴のように天地を揺るがす数百人のバテリア。
浅草サンバカーニバルは二天門の近くからスタートし雷門通りまで。
私は毎年ゴール近くに陣取るのには訳がある。
もう体力の限界を超えているはずなのに、ゴール直前で隊列を組み直し、最後の力を爆発させて踊る。
まさに最後の花火を打ち上げ燃え尽きるのだ。
昨年S1リーグ優勝の「浅草仲見世バルバロス」
今年のテーマは「キャバレー」
プロチームらしい完成度の高さと、サンバの楽しさを全身で表現する熱気でグイグイ引き込まれる。
バテリアの迫力は地面を震わすほど。
演出も素晴らしい。
何度も言うが、サンバの魅力はダンサーのお尻!・・・ではなく、パワーの爆発力。
同じ音楽は2度と使えない。
一年間かけて、テーマを決め、作詞作曲し、衣装、振付、アレゴリア(山車)の作成。
地味な猛練習を重ねようやく年に一度の晴れ舞台。
雨で中止になったら1年間の努力が全てオジャン。
この情熱が一気に爆発するパワーこそがサンバの魅力。
今年のカーニバルはバルバロスのゴールを以て終了。
踊る阿呆も大変だけど見る阿呆も体力の消耗が激しい。
パレードが終了するとよろけるように歩きながらこの店に向かう。
うますぎて申し訳ないス!でお馴染みヨシカミさん。
自分にお疲れ様!
あ~、命の水だわさ!
オールドをロックで。
カツサンドで大満足の締めくくり。
夏のフィナーレはサンバカーニバル、そしてヨシカミでビールを飲みながらカツサンドを食べる
毎年同じことの繰り返しなんだけど、なんだか、とっても幸せなんだな~。
さて、今年のサンバカーニバルの優勝はあたしの採点と同じく仲見世バルバロスの連覇。
ただ2位が横浜の「サウージ」とは納得いかないけどね。
浅草サンバカーニバルの公式ガイドブックとCD、それにとヨシカミの店長から頂いたサンバ記念グッズ。
今年も素晴らしい感動をありがとう!
【本日のサンバコーナー】
地元浅草の仲見世バルバロス。
去年に続きS1リーグ連覇、おめでとう!
【お店】 ★★★
・ヨシカミ
・東京都台東区浅草1-41-4