★★★/ヨシカミ(浅草)/ 浅草サンバカーニバル | 夢酔亭主人のオムライス食日記

夢酔亭主人のオムライス食日記

上野、浅草など下町中心にオムライスや美味しいランチの食日記。

8月最後の土曜日。


東京では西の高円寺と東の浅草がこの夏最後のフィナーレを飾る。


1万人の踊り子と100万人の観衆を集める「高円寺阿波踊り」。


50万人が集まり、リオに次ぐ北半球最大のサンバの祭典「浅草サンバカーニバル」。

 

第36回浅草サンバカーニバル!


去年、一昨年と小雨の中のカーニバルだったが今年も雲行きが怪しくなった。

 

でもこれまで小雨は降っても本降りで中止になったことはない。


今年は各企業チームを除いたコンテスト参加チームはS2リーグ10チーム、S1リーグ8チームで優勝を争う。

 

S2リーグサンバが終わり、地元企業チームのアサヒビールチーム。

 

秋篠宮家の内親王様の母校である国際基督教大学のチーム、ICUラムズ。

 

去年S2リーグで優勝し今年から晴れてS1昇格。

 

サンバカーニバルはただのお祭りではない。

 

順位がつけられS1リーグの最下位とS2の1位は入れ替えがある厳しい世界。

 

事実今回S1最下位だったラムズは来年は降格になる。

 

ハイーニャとはバテリア(打楽器)の前でタスキをかけて踊るチームのトップダンサー。
 

埼玉県の高校生チーム「自由の森学園サンバ音楽隊」

 

今年のテーマは「高校生の頭の中」


なるほど・・・高校生の頭の中は女とHか!

 

確かに身に覚えはある(笑)

 

リベルタージのバイアーナ。
 

首都圏の大学生選抜チームの「ウニアン・ドス・アマドーリス」


2年連続優勝から3位、4位と低迷を続けているが、うっ憤を晴らすかのようにエネルギッシュで激しいサンバ。


今年のテーマは「原始時代!」

 

雷鳴のように天地を揺るがす数百人のバテリア。

 

浅草サンバカーニバルは二天門の近くからスタートし雷門通りまで。

 

私は毎年ゴール近くに陣取るのには訳がある。

 

もう体力の限界を超えているはずなのに、ゴール直前で隊列を組み直し、最後の力を爆発させて踊る。

 

まさに最後の花火を打ち上げ燃え尽きるのだ。
 

昨年S1リーグ優勝の「浅草仲見世バルバロス」


今年のテーマは「キャバレー」

 

プロチームらしい完成度の高さと、サンバの楽しさを全身で表現する熱気でグイグイ引き込まれる。

 

バテリアの迫力は地面を震わすほど。

 

演出も素晴らしい。

何度も言うが、サンバの魅力はダンサーのお尻!・・・ではなく、パワーの爆発力。


同じ音楽は2度と使えない。


一年間かけて、テーマを決め、作詞作曲し、衣装、振付、アレゴリア(山車)の作成。


地味な猛練習を重ねようやく年に一度の晴れ舞台。


雨で中止になったら1年間の努力が全てオジャン。


この情熱が一気に爆発するパワーこそがサンバの魅力。

 

今年のカーニバルはバルバロスのゴールを以て終了。

踊る阿呆も大変だけど見る阿呆も体力の消耗が激しい。


パレードが終了するとよろけるように歩きながらこの店に向かう。

 

うますぎて申し訳ないス!でお馴染みヨシカミさん。


自分にお疲れ様!

 

あ~、命の水だわさ!

 

オールドをロックで。

 

カツサンドで大満足の締めくくり。

 

夏のフィナーレはサンバカーニバル、そしてヨシカミでビールを飲みながらカツサンドを食べる

 

毎年同じことの繰り返しなんだけど、なんだか、とっても幸せなんだな~。


さて、今年のサンバカーニバルの優勝はあたしの採点と同じく仲見世バルバロスの連覇。

 

ただ2位が横浜の「サウージ」とは納得いかないけどね。

 

浅草サンバカーニバルの公式ガイドブックとCD、それにとヨシカミの店長から頂いたサンバ記念グッズ。


今年も素晴らしい感動をありがとう!

 

【本日のサンバコーナー】

 

地元浅草の仲見世バルバロス。

 

去年に続きS1リーグ連覇、おめでとう!


【お店】 ★★★
・ヨシカミ
・東京都台東区浅草1-41-4