日本橋の超人気店「金子半之助」。
私も3時間行列に並んだこともあった。
その姉妹店が飯田橋にあるが、ここは今のところ大した行列もなくすんなり入れる。
去年オープンしたばかりの「一心金子」さん。
店内満席だが、先に待っているのは2人のみ。
席待ちの間にリーフレットに目を通す。
江戸の時代には口入屋といったのだろうが、浅草にはプロの料理職人を全国のお店に派遣する斡旋業が今でも残っている。
過去何度か紹介した入谷の「のだや」は鰻職人を派遣する会の直営店。
初代金子留次郎が浅草で天ぷらのプロ料理職人集団の「一心会」を作り現在に至っているそうだが、3代目が代表に就いたのを機会に一心会の職人を使った直営店を開店したのがこのお店だそうな。
5分ほど待ちカウンター席に案内される。
夜は豪華なコース料理だけのようだが、ランチは天丼か天ぷらめし(定食)。
金子半之助では豪快な穴子が乗った江戸の天丼を食したが、もうあれほどの量はムリなので金子の天丼を注文。
「金子半之助」やお母さんがやってる湯島の「醍醐」でも出される黒豆茶。
貫禄のある3人の職人さんによって次々に揚げられる天ぷら。
10分ほどで登場。
丼物はふたを開ける時が最も楽しい。
●金子の天丼+味噌汁(880円+120円)
丼の中は黄金色に輝く天ぷら。
海老3尾、いかのかき揚げ、舞茸、青味、海苔、玉子。
卓上の甘酢ごぼうとお新香は好きなだけ食べていい。
それではいただきます
別注文のお椀はしじみ汁。
七色をパッパッパッ・・・
海老はパナメイのようだが3尾あるのは豪華。
青味はピーマン。
海苔。
残るは、いかのかき揚げと舞茸天。それに玉子天。
お待たせしました。秘技、玉子天崩し。
どりゃ~!
とろ~り蕩ける玉子天と、箸で粗く砕いたかき揚げを軽く混ぜて食べる。
美味い!
長年継ぎ足しで使われているたれが全体を上手くまとめ、濃厚ながらバランスがよく、後味はくどくない。
ここ3か月近く天丼を食べてなかったけど、前回関西発の天丼で受けたショックもようやくスッキリ(笑)
やっぱり天ぷらはお江戸に限る。
美味しい食事をいただき感謝をこめて
「ごちそうさま!」
【お店】 ★
・一心 金子
・東京都千代田区富士見2-7-2 プラーノモール 1F
・http://kaneko-hannosuke.com/
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