今週も大好きな蕎麦を食べながら楽しいダイエット。
上野仲町通りの連玉庵さん。
安政6年創業という都内でも屈指の老舗で、今にも長谷川平蔵が飛び出してきそうな雰囲気。
店の看板も時代の移り変わりを見てきたんだろうね。
このお店を愛した文化人も数多く、森鴎外の小説「雁」にも登場する。
他にも坪内逍遥、河東碧梧桐、樋口一葉、田山花袋、斎藤茂吉、川口松太郎、舟橋聖一、谷崎潤一郎、久保田万太郎、吉川英治、五味康祐、藤沢周平、池波正太郎と錚々たる顔ぶれ。
一歩店内に入ると、外観とは違いモダンな造り。
江戸時代から続く蕎麦屋の品書きはこれだけ。
前回はこの店の名物鳥南ばんだったけど、久しぶりにおかめを注文。
お水もお茶も出てこない。
そのことが食べログなんか見ると評判が悪いようだが、昔のお蕎麦屋さんとはそうゆうもの。
蕎麦前で始まり蕎麦湯で終わるのが、正しい蕎麦屋のしきたり。
池波先生も「酒を飲まないんなら蕎麦屋に来るな!」と喝破されている。
私も、その通り!と膝を叩きたいが、仕事中なので我慢するしかあるまい(笑)
私は蕎麦猪口コレクターなのだが、江戸の昔からの蕎麦猪口のコレクションも壁一面に飾ってあるので、見ているだけでも楽しめる。
●おかめそば(1,100円)
今日のおかめを朝ドラに例えると誰?のコーナー(笑)
見た瞬間決まりました。
「まれ」に出てた魔性の女、桶作 文さん。
笑うと、どこが目だかシワだが判らない年頃になった田中裕子さん。
風吹ジュンちゃんもそうだけど、もうこの世代がバアチャン役なんだね。
上から庄内麩、玉子焼き、鼻は椎茸、ほっぺがかまぼこ、口がホウレン草。
頭にはかわいい髪飾りもある。
丼もシブイ絵柄だね。
それではいただきます
脂肪燃焼効果を期待して七色をパッパッパッ・・・
でっかい鼻だな~(笑)
肉厚のどんこの歯応えが素晴らしい。
可愛い口元とホッペ。
ブチッと切れる蒲鉾の弾力がいい。
江戸の昔の薄焼きの玉子焼き。
鮨屋でも古い歴史がある店は、この薄い玉子焼きを使うが味も最高。
油揚げにも見えるが庄内麩の板麩だ。
手打ちの新蕎麦。
最後は蕎麦湯。
葱を浮かべてズズズ・・・
はぁ~。
幸せ感じるひと時。
今日も美味しい食事をいただき感謝をこめて
「ごちそうさま!」
【お店】
・蓮玉庵
・東京都台東区上野2-8-7
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