「蕎麦屋で食べるごはんものべスト6」
今回が最終回で、いよいよ終わりや・・・
という事で、訪問したのは「尾張屋」さん。
明治3年創業の老舗蕎麦屋。
雷門のそばに支店もあるが観光客が多いので、静かな本店の方がいい。
左が入り口、右が出口の昔ながらの造り。
浅草寺御用の文字がまぶしい。
この店を代表するのは天丼。
浅草ではカツ丼は昨日紹介した「二天門やぶ」、天丼は「尾張屋」で決まり!
このシリーズ第6位の玉子丼の時には人目を忍び小声で注文していたが、天丼になると恥ずかしがる事はない。
元気いっぱいに天丼の注文を告げる。
「てんど~んお待たせしました!」
花番のオバちゃんも元気いっぱいだ。
●天丼(1,500円)
蕎麦屋の天丼は海老2本が一般的。
魚や野菜など他の種を乗せるのは天麩羅屋の仕事であって、江戸の蕎麦屋では海老だけなのが正統派。
それではいただきます
は~っとため息が出る上品な味のお吸い物。
七色は海老に沿ってパッパッパッ・・・
推定20cmを超える長身の海老。
カラッと揚がったコロモと、ブチッと音がしそうな弾力のある身が特徴。
丼物の場合どんなに種が良くてもごはんがダメだと全てが台なし。
ふっくら炊き上がったごはんに沁みた天ぷらのつゆ。
食べだしたら箸が止まらないってパターンで一気にガツメシ。
3色のお新香。
最初はお水、食後はお茶を出してくれるのもお客に優しいサービスだ。
美味しい食事をいただき感謝をこめて
「ごちそうさま!」
【お店】 ★
・尾張屋 本店
・東京都台東区浅草1-7-1
・http://r.gnavi.co.jp/g615000/