毎年恒例になってついに4年目。
RBBの札幌公演兼帰省ツアー。
今年は1日ライブが多くて3日間。
それにならって滞在日数が伸びて1週間の大型の休み。
ライブの方と、うちの家族の方。
両方の面で気づきとか諸々多くてなんだかあっという間にあと2日間。
なんか、書き留めておきたいことが諸々あって。
どこから記録しようか迷うね・・・
ライブの話からしよう。
1日目はライブハウスで通常セトリ。
ものすごい久しぶりに来たcube gardenは何のライブをみに来たかは覚えていない。
ただできてから10年ちょいだと思うし、実際に綺麗なハコだった。
ややスカッとした客入りだけど
コロナ禍以降はゆとりのある空間で好きに見れるのが正直好きなので個人的にはちょうどいい感じだった。
演者側からはもちろんぎゅうぎゅうに詰まってくれる方がいいのだとは思うけど。
今回のアルバムはバンドセットがよく映えて
オルタナバンド感が強いのでライブハウスで聴くのがとても楽しい。
踊れる曲も入っているし
普段から踊ってるファンはより一層飛び跳ねる。
初日にして一番テンションの高いライブでした。
個人的には音はもう少し大きい方が嬉しいのと
下北くらいの爆発感があるかなと思ってたけど案外大人しかったのがちょっと拍子抜け。
ダブルアンコはなし。
2日目。
ちょっと荒れ気味の天候のモエレ沼バンドセット。
天候のおかげで日中の温度はそんなに暑くはないがそれでも半袖で充分だった。
普段薄着の製作スタッフの人に「半袖?笑」って言われたのが悔しい。笑
あなた普段半袖半ズボンじゃない!笑
その前後は一旦省略。
アルバムツアーなのにアルバム曲が非常に少ない!笑
しかし過去曲が多く、やっぱり彼らの曲が会場によく映える。
HALのアレンジがいつもとだいぶ違うな、と思っていたら
合唱。同時に背景に現れたキラキラにゾワっと鳥肌。
そこら辺から無性に彼らが心底好きだなと言うところと、
これが終わるとあと1日しかないのか、という寂しさと
諸々が合わさって後半泣きっぱなしになってしまった。今ツアー初泣き。
あとはnever forgetが聴けた嬉しさ。
メインで鳴らすギターのお方が抜けてしまって、彼の色がとても強く出ていた曲でもあり
もしかしたらもう聴けないのでは?と思っていた。
まさかの三船氏が掻き鳴らすギター音。
色を残したままのアレンジ。聴けてよかった。
というか好きな曲がおおかったんだよこんかいのせとり。
氷河期も最高に美しかったし陽炎も聴けたし。
儚く、けど激しさを伴う美しさがある曲たちがより荘厳になる会場。
ここで聴けてよかった。
工藤氏のドラムとベースの存在がより好きになった。
3日目。。
半分既に呆けながらのライブ。
バンドメンバーははけてしまっていて、
いなくなった部分は大量の電球が敷き詰められていた。
真ん中に三船氏が1人。
現れた彼は普段とは違う装いで、ジャケットにネクタイを締めてドレスアップされてた。
私は一度やってみたくて最後列を陣取っていた。
それは横になった状態でライブを聴くこと。
彼らのライブを見る時はできないからね。
前日とは変わって囁くように話すMCと
前日より多くやるアルバム曲。
弾き語りだから爪弾くギターも歌声も小さい小さい音までマイクが拾い
息を潜めながら耳を凝らして聴くライブになっていた。
神聖さと言うのか、荘厳さと言うのか。。。
前日よりもより教会感が強まっていた。
BLUE SOULSで横になってみた。
眠くなるどころかだんだん目が冷めて行ったんだけど
寝転んだ状態で聴くと音の反響に包まれてる感覚が強く
何とも心地いい。ただ背中が冷えたけど。
ガラスに反射するライトと向こう側に見える空。
何とも贅沢な空間。
ああそうだ、
2日目でも空間の広がりを感じたんだった。
グッと引き込まれて別の世界ができる瞬間があった。
それが体感できたのも本当に良かった。
この3デイズのすごいところは
3公演全てが全く違うスタイル・色になっていて
1日も被らないから毎日違うライブを見に行ってる感覚になる。
昨日よりアレンジが違うからとかそう言うレベルじゃなくて。
正直札幌公演で、ライブハウスを見ないでモエレだけ見れればいいっていう人の感覚が私にはわからなくて。
仕事で休みが取れなくて、とかはわかるけどね。
あえて両公演を見てギャップを体感したくなるのは私だけなんだろうか。。。
両方の見せ方ができる彼らだからこそできる楽しみかただと思うんだけどね。
すごく心が満たされた公演でした。
2週間後のファイナルでまた今年もツアーが終わってしまうな寂しい。
何だか極彩のツアーの時に感じた寂しさがある。
それだけ良いライブだったんだ。
でも時期的に、冬の始まりからスタートして、
厳しい季節を生きて駆け抜けて、
春を迎えるタイミングでツアーが終わるのが
すごく前向きに感じられてそれもまた彼ららしいなと思ったり。
ツアーは終わるけど春がきた、新しい季節がまた巡る。
何だか素敵な物語性を感じてしまうのだ。
自分も負けないようにまたしっかりと前を向いて歩いていこうと思う。
・・・いや、まだちょっとロスが強いけど。
腐らないで生きていきたい。
ありがとうございました。