ボランティア・高尾山登山・その2 | 神産巣日神(かみむすびのかみ)のブログ

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古来、日本では、「愛」と云う字を使わないで、「産巣日(むすび)」と言いました。「むすび」と云う言葉は、「愛」と云う言葉よりも非常に深遠な意味を含んでいるのです。ときに、神産巣日神は「造化の三神」の内の一柱の神であり、獨神(ひとりがみ)で御座います。唯々感謝。

 去る10月05日(日)の「ボランティア・高尾山登山」のブログ で、「(前略)18年間、月二回、日曜日に、・・・ボランティアを、このトップの方々(かたがた)二人に委託されて、行(おこな)って参りました。そのボランティアで、過日、子供達と父兄を連れて、スタッフと共に、東京都八王子市にある高尾山に登りました。(^O^) (後略)」とぉ伝え申し上げました。過日、誠に有り難いことに、このボランティアのことで、「功労賞」として、表彰状を頂きました。

 

 さて、その高尾山登山直前のときに、麓(ふもと)で、このボランティアのトップの方(かた)から、説明を任されます。留意事項をいろいろ話しますが、その中で、スズメバチ対策について、記させて頂きます。勿論、スズメバチ対策につきましては、当日以前にも伝えます。

 

 まず、スズメバチ対策は服装からですね。

 スズメバチの天敵が熊であるという説があります。熊は全身が黒いことから、スズメバチは黒を狙(ねら)うとされています。黒色の洋服は避けるということで御座います。実際に、当日朝、最終チェックとして、黒のウィンド・ブレーカーを持って行って、このような服装を身に着けないようにと、視覚的にも訴えて説明します。

 また、日本人の髪の毛は黒です。ここを狙(ねら)て来ます。そのため、帽子は必需品です。帽子は、物理的な衝撃、そして、紫外線を防ぐためと、二重の意味で必要です。因(ちな)みに、帽子はフレキシブル(flexible)(柔軟)な素材で出来た変形可能で、収納し易い帽子がいいと、以下に記させて頂きますワンダー・フォーゲル部で学びました。そして、紫外線を防ぐためには、帽子のつばのあるものがいいですね。

 更に、日本人の眼も黒です。当然のこと乍(なが)ら、眼も守る必要があります。

 

 ここで、髪の毛とスズメバチにつきまして、体験談を記させて頂きます。

 すなわち、

 去る10月28日(火)の「スイス」のブログ の下段に、「学部一回生のとき、同期生(男性)に勧められて、体育会系ではワンダー・フォーゲル(独語:Wandervogel)(渡り鳥の意味です)部に入部致しました。」とぉ伝え申し上げました。

 このワンダー・フォーゲル部の入部理由は、同級生(男性)に誘われたということと併(あわ)せて、同じパーティー(party)で、同じ釜の飯を食べ、競技では無いので、体育会系では御座いますが、競争が無いからで御座います。因(ちな)みに、一学年下のワンダー・フォーゲル部男子後輩は、当初、茶道部に入るつもりで、ワンダー・フォーゲル部と茶道部を兼部している女子先輩から、新入部員勧誘のときに、ワンダー・フォーゲル部に回されて入部させられたとのことで御座いました。

 

 この学部一回生の秋(昭和59年の秋口)に、追悼山行(先輩がこの山で亡くなりましたので、毎年、供養のために 山行していました。)で、新潟県の八海山に登りました。ちなみに、この八海山には くさり場があります。なお、岩場は 手を しっかり つかまれるところが あると 安心して登ることが出来ます。ところが、くさりは、あまり信用出来ないとされています。しかしながら、そのくさりに 全体重をけなければならないという状況があるので、とても (こわ)いとされています。

 

 一般的に、スズメバチは梅雨の時期に雨が少なかったり、夏の猛暑が続くと、異常発生したり、大きな巣を作る要因になるとのことです。特に、9月~頃、すなわち、秋口からは不安定になるとされています。

 この八海山の下りのときです。いきなりスズメバチの大群が襲ってきました。先輩の急いで「下れ!」という大声が響きました。急いで下ると、木の根に足を取られる者もいました。そのとき、同級生の男女2人が、頭部をスズメバチに刺されました。髪の毛の中にスズメバチが潜(もぐ)り込みますと、手で掃(はら)っても取り除けないので御座います。スズメバチに刺された、同級生の男女2人は、救急車で近医に搬送されて、点滴治療を受けました。

 長くなりましたが、以上が髪の毛とスズメバチにつきましての体験談で御座います。

 

 このときの教訓が御座います。

 

 視覚的な服装のことを前述致しましたが、次は嗅覚的なことで御座います。香水をつけていかないということです。スズメバチは、柑橘系やフェロモン系の匂いに寄ってくる傾向があるそうです。

 

 刺すのは、働きバチである雌(メス)だけです。針は雌(メス)の産卵管が変化したものとのことです。よって、雄(オス)は刺しません。

 

 ときに、11月下旬に、高尾山登山した年がありました。この季節、スズメバチの活動期は終わっていますため、飛んでいるスズメバチはいないので、大丈夫なのですが、木の切り株があります。中で、女王蜂が眠っていることがあります。女王蜂のみは越冬します。休憩中に、子供(特に男子)は、木の切り株を穿(ほじく)ることがあります。その際、女王蜂に触れると、眠っていても、反射的に刺すことがあるので、木の切り株は穿(ほじく)らないようにして下さいと説明します。

 

 以上が、他の留意事項もある中で、限られた時間内で心より祈り乍(なが)ら説明致しました、スズメバチ対策につきましての留意事項の内容で御座います。野外研修のときには、このような説明が必要とされます。

 誠に有り難いことに、18年間、野外研修で、スズメバチの被害に遭(あ)った子供は未(いま)だ御座いません。

 

 ところで、上記の ワンダー・フォーゲル部で学んだことであります。すなわち、暑いと つめたい水が飲みたくなります。しかも、飲み過ぎてしまうことがあります。それで、そのことをけるために、山では、水をむように飲む ということであります。ちなみに、このことを伝えました。すると、当初は 水をむということが よく 分からなかったようでありますが、誠に有り難いことに 最後は よく わかってくれました。唯々感謝。(^-^)