皆さん中尾隆聖さんと言う声優さんをご存知でしょうか?
名前は知らなくても声は必ず聞いた事があるはずです。
アンパンマンのばいきんまん 。
ドラゴンボールのフリーザ 。
僕も長らくこの人の声はフリーザで記憶されてました。
『ザーボンさん…ドドリアさん…』
そうあの独特のねちっこい
公家のようないやらしい
余裕ぶっこいた喋り方と
世界観さえ破壊しそうな強さ…
完全にあの声はフリーザの声…
と記憶されてました。
ただ…
あしたのジョーを見てからは、
正確には2なんですが…
記憶が上書きされました。
あのフリーザと言うドラゴンボールの中で鮮烈な個性を残す悪役を凌駕しないと記憶は上書きされませんが…
上書きされました。
そうです。カーロス・リベラの声なんです。
もう、僕はカーロスとジョーの再会シーンでは必ず瞳から尿漏れしてますね…えぇ…
『ヘーイ、ジョー、ユア、ベリーベリーストロングマンね~』
みたいなセリフ思い出すだけで、
もぉね号泣ですよ…
カーロスはベネズエラのスラム育ちの
ジョーと生い立ちの似たキャラクターなんです…
壮絶なジョーとの死闘の後に
パンチドランカーとなって、
もともとは南米の伊達男と異名を持つキャラクター、ちょっとカッコ良さにも気を使うような…女にモテそうなキャラクターだったんですが…
パンチドランカーとなって、
ほぼ廃人状態のヨレヨレの小汚い格好で、ジョーとハリマオと言う野生児のボクシング会場に足を運び、
試合後にリングに登ろうとするんです…
微かな記憶に残るジョーを頼って…
警備か関係者にリングに登った後にカーロスは止められます。
まるで浮浪者のようないでたちのカーロス…
でも、ジョーだけは試合後なのにもかかわらず気付くのです…
リングに勝手に登ったカーロス
『ブラボー…ユアベリベリストロングマン…』
ジョー
『カーロス!カーロス・リベラじゃねーか!こいつは俺が招待した客だ。控え室に案内してやってくれ。』
そして、控え室で同ジムの
マンモス西がこう言います。
『ジョー間違いないわ。確かにあのカーロス・リベラや!自分の名前もわからんほどボケとるが確かや。あの無冠の帝王や。あのダンディな洒落男がこんな格好で…でもよう見ればホンマやホンマに…』
その発言を遮るようにジョー
『もういいよ、西、わかった。くどくど言うなよ…何がよう見ればだ。俺は一目でわかったぜ、あの懐かしいカーロスだってことがよ…』
パンチドランカーのカーロスと
パンチのじゃれ合いをした時のジョー
『ああ、なんてこった…あの稲妻みてぇなジャブがこんなんなっちまって…こんな見る影もないほどにボロボロによぉ……』
もうね、
西野カナ的な恋愛ソング
君の名はみたいな
恋愛映画では泣かない(未見です)
鼻で笑うタイプの血も涙も無い人間と
陰口を言われる僕が、
アニメあしたのジョー2の39話では、
顔面ナイアガラ状態になります…
それだけ圧倒的にフリーザの存在をカーロスは上回ったのです。
なのでドラゴンボールの新作映画を観ても僕はフリーザ側を応援しそうなくらい好きです。
今度、同窓会で初恋の人に会ったら
マンモス西のセリフを言うてやろうと思います。(ΦдΦ)
『間違いないわ。確かにあの〇〇や!自分の名前もわからんほどボケとるが確かや。あのクラスのマドンナや。あのキュートな初恋の子がこんな格好で…でもよう見ればホンマやホンマに…』
続けざまにジャブを見た時のジョーのセリフを
『ああ、なんてこった…あのアイドルみてぇな可愛い子ちゃんがこんなんなっちまって…こんな見る影もないほどにボロボロによぉ……』
ハイ、多分、瞬殺でカーロスよりはやく追い出されそうになりますよね♪
同窓会会場…
今日は記憶の上書きって大変だよね。
って話でした。