通勤、
帰宅の時間帯に電車に乗ると
当たり前のように
8割以上の確率で
ケータイを皆がイジってる。
慣れっこの光景だろうけど…
この僕がタイムスリップして、
30年前に戻って
その辺の道行く人に
僕が
『30年後の未来では、
通勤電車の乗客の
ほとんどの人が、
電話機を常に触っているよ。』
と説明して何人の人が
理解してくれるのだろう…
『みんながみんな
電話機を持ってるの?』
『電車の中で
みんな電話で話してるの?』
『インターんねっと?インター?
なにそれ?』
過去の人達から矢継ぎ早に
質問が飛ぶだろう…
30年前の人達には
理解出来ない光景が、
今、当たり前に
目の前に広がっている。
普段乗ることは無い電車に乗ると
当たり前の日常使用の乗客の中に
放り込まれた異物としての私は
ふとそんなことを考える。
逆に立ちながら
豪華版サイズの本の
表紙にドクロっぽい人の絵
~罪、だったか…
罪~、みたいなタイトルの本を
読んでる僕より明らかに
歳上の女性に興味を惹かれる。
立ちながらでも
そんな太くて重いであろう本を
読みたくなるなんて…
逆によっぽど
面白い本なのかしら?
って夢想する。
検索したら本のタイトルは、
【罪の声】
デジタルだらけの中に咲く
アナログの花。
あゝあなたの
アナグロ(穴黒)の花に
僕のイヤホンジャックを
差し込んで、あなたの罪の声を
聴かせて欲しい。
ポッポロンガ!
あ、すいません…
願い叶えたくて
ナメック星のシェンロンを
呼び出そうと
意気込んだだけです…