経絡 手の少陽三焦経② | 芦屋の鍼灸師 かどた院長の健康ブログ

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みなさんこんにちは

芦屋の鍼灸師 かどた無双房鍼灸院 院長の角田謙二郎です

病気の事、運動の事、体に良い食事や栄養の事など、健康に関するお役立ち情報を中心にお伝えします

経絡シリーズ、手の少陽三焦経の続きです。


症状について


この経に異常な変動があって発生する症状は

難聴・耳鳴で入り乱れてわからない

喉が腫れる

喉の痛み


この経脈に所属するツボで、気に関する分野に発生した症状を治すことができる

汗が出る

目尻の痛み

頬の痛み

耳の後ろ、肩、上腕、肘など前腕外側の痛み

薬指が動かない


三焦は「決瀆の官、水道を出づ」

と言われています。

これは水液の通路として水分代謝を行っていることを意味します。


消化吸収によって気・血・津液を作り、栄養分とともに全身を巡らせる機能を持っています。

上焦は霧のごとし~肺

中焦は漚のごとし~胃

下焦は瀆のごとし~膀胱

これらの水分は気によって動きます。

このため気に関する分野に発生した症状を治すことができるのです。


経絡の巡行経路から分かる通り、耳の症状にも効果があります。

前回も書きましたが、昔は「耳脈」と呼ばれていました。

同じく体の側面を受け持つ足の少陽胆経も耳に関係します。


今日はここまで

次回をお楽しみに