クラシックネタ書かせて頂きます
わたしはもともと、バリバリクラシック人間なのですよぉ
好きな作曲家はドビュッシーですが、よく弾くのはリストです。
さて、私の教室では、クラシックピアノオンリーを習いに来ている生徒さんも当然ながらいらっしゃいます。
音楽が多様化する時代であっても、クラシックの美しい音色、調べは聴いている人をとても優雅な気持ちにさせてくれます。またオーケストラやオペラなどは演奏者の熱意が伝わり、何とも言えない感動を与えてくれます。
M さん
素敵な紳士の方ですが、発想がユニークでとても楽しい方です。
ピアノは子供の頃、少々習っていたそうです。
私のところへは、今年の1月から見えられ、再チャレンジというところです。
面談の時、色々お話を伺いましたが、とにかくクラシック界の事情にたけており世界中で様々なコンサート、オペラなどを観て聴いて、相当耳が越えてらっしゃる方です。当然ピアノは「正統派のクラシックを希望」という意気込みが伝わりました。
まず、クラシックレッスンは大人の方もお子さんも同じく最初は指の形、指の上げ方下げ方をきっちり指導いたします。基本は外せません(私のレッスンは特に細かいと思います )私の指導経験からですが、実は楽器は子供よりも大人の方の方が上達は早いのです。お子さんには情操教育も兼ねてのレッスンを心がけておりますが、大人の方へは、基礎と並行しお弾きになりたい曲へ出来るだけ早めに入る方針で考えております。基礎の教材は『大人のバイエル上下巻』を使用しております。
Mさんがまず最初にお弾きになりたい曲は、ショパンのノクターン20番(遺作)です。この曲を目標として頑張るプログラムを立てておりましたが、今月初旬海外でご友人とホームコンサートをやる計画が持ち上がり、そこでMさんも何か曲をお弾きになることになりました。
ノクターンは少々、難しかったのでMさんのご要望によりヘンデルのラルゴ(易しく編曲されているもの)を弾くことにしました。
易しく編曲されているといっても右手、左手どちらにも重音があり、ペダルも使用することになると弾きこなすには相当練習が必要です。本番まで約2ヶ月しかありません。ですのでその間は『大人のバイエル』はお休みし、ラルゴ一曲に絞りました。
2ヶ月の強行練習です
しかし・・・・なんとMさん。曲をみごと仕上げてしまいました
その上暗譜までしてしまいました。
曲のレベルでいったら中級(ブルグミュラー~ソナチネ)位でしょうか?ペダルもきれいにつけ、強弱、曲想共、とてもピアノ歴4か月とは思えないくらい良い出来です。
ラルゴを選曲後、このレッスンにかかりっきり、私がきびし~~~く 指導したからか(笑)
いやいや、Mさんの努力、努力、努力なんでしょうね。
お聞きしたところによると、Mさん、1日2時間くらいとにかく反復練習をしていたそうです。
実はMさん。とても社会的地位のある方で、(偶然にもネットで知ってしまい驚愕しました)
私などが「先生」と呼ばれて良いものか?と思ってしまったり・・・
ピアノを始めてまだ4か月で、このレベルにまで到達したのは大したものだと思います。好きこそものの上手なれですが「この曲を絶対に弾きたい!」という思いが練習にも反映し、確実に上達に繋がったのでしょうね 本番はちょっと失敗もあったようですが 8割方、成功だったようです。私が言うのもなんですが、本当にみごとな上達ぶりなのです。
コンサート後の今はショパンのワルツの曲に入りましたが、またわたしのキビシ~イレッスンで2ヶ月で仕上げさせて頂きますよ・・・・ ふふふ
にほんブログ村 っとクリックおねがいします
にほんブログ村 っとクリックおねがいします