◆春のレッスンが始まりました。新しくグループレッスンや個人レッスンを始めた方も大勢いらっしゃいます。初めてのレッスン。初めての先生。初めてのクラスのお友達。初めての宿題も出ます。子供は色々なものにあこがれを持ちますが、初めての“宿題”という響きにもあこがれを持つ子がいるようです。
◆「注意してみていないと、ドンドン先まで書いてしまうんです。ホームワーク。」お家でする、レッスンの延長(宿題や真似事)は子供さんにとって、楽しい時間の再現です。公文など、お勉強の習慣が付いてらっしゃる子供さんが、ホームワークを一日で全部やってしまったという話を聞いたこともあります。
鍵盤を弾く事に、とても関心が高い場合、お母さんに「教えて!!」とせがんでドンドン先まで弾いていこうとするお友達もいらっしゃいます。
「ワークを勝手にしようとしたので、怒ったんです。」
「まだ、両手を習っていないのに弾こうとするから、癖が付くといやなので止めました。」
という、お話も聞きますし、
「止めた方がいいでしょうか?」と、ご質問を受ける事もしばしばです。
◆返答するのは、難しいです。グループレッスンですから、先々やって行っても、足並みをそろえる意味で、見てもらえないこともありますし、ワークを書いてしまうと、やはり消していただく事になりますね。
◆でも、弾く事に関しては、やりたいのならドンドンさせてあげていいと思います。ご経験有る無しにかかわらず、教えるのではなくて一緒に弾いて遊ぶという感覚で接しられてはいかがでしょうか。
鍵盤に触れる量が多いほど、指の巧緻性(器用に動く性質)が高まりますし、いっしょに弾く事で、音楽が“音を楽しむもの”である親子体験が積まれていきます。
だから、ドンドン弾いて(弾いて遊ぶ)いいのではないでしょうか。
(勝手な事を話して、先生ごめんなさい。笑)
いつまでもこの状態が続けば、とても素晴らしい事なんですが、なかなかそう簡単にはいきません。音を楽しむ親子体験をたくさん積んでいきましょうね。