南禅寺の最後になります。
金地院を紹介します。
黒衣の宰相、金地院崇伝のお寺です。
本堂の襖絵は狩野探幽、
お庭は小堀遠州、お茶室も小堀遠州作です。
どうしてこんなに豪華と言うと将軍のお成りを想定してしつらえていたためです。
江戸時代初期のオールスターのアーティストで作ったという感じです。
入ってすぐの所に池があります。
睡蓮が咲いていました。
長い参道を進むと家康公をお祀りした東照宮があります。
重要文化財に指定されています。
さて、メインの鶴亀の庭ですが、私の使っているカメラでは全貌をお伝えする事が出来ません。
このお庭の特徴ですがお庭のほとんどが白砂がしめます。
普通、石を置いたりサツキの刈り込みがあるのですが、長方形の中は白砂だけです。
何もおかない大胆さ。
このお庭の醍醐味です。
そして、白砂の向こうに石と樹木で鶴亀を表現しています。
どんなにがんばっても全部を写す事ができません。
24mmの広角レンズを使用してますが、15mm以下の超広角レンズが必要です。
この画面に映っている以上に白砂が続いています。
中心部を撮ってみましたが石と刈り込みはこういう感じに見えます。
これがもっと横にもあります。
さらに広い白砂がありますし。
写真と実際に見た感じでは全然違います。
遠い海原の向こうに桃源郷があると言う感じでしょうか。
人それぞれに思いは違うと思いますが。
一番奥の部分を切り取ってみました。
こんな大胆な庭はこちらだけでしょう。
すごいですよ。
私の写真はPIXTAでも見られます。
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