下手っぴジャズプレイヤーのつぶやき

下手っぴジャズプレイヤーのつぶやき

ギター、ピアノ、フロント楽器として鍵盤ハーモニカ、エレキベース、ドラムやります。
最近はベースとドラムが多いのでピアノはサボり中。
岐阜県南部で初心者向けジャズサークル主催してます。
ジャズと志方あきこが好き。たまに犬と本。

この日最後に演奏した曲です。

 

 

ド定番なので、私の発案でちょっと趣を変えて演奏。

 

楽器編成は

 

テナーサックス

ギター

ウクレレベース(私)

ドラム

 

のカルテット編成

 

曲構成は

 

ギターによるイントロ~

ギターによる前テーマ~

ギターソロ×1~

テナーソロ×1~

ギターによる後テーマ

 

となりました。

 

ジョニー・スミスというジャズギタリストがラテンで枯葉を演奏してるのがあって、その感じを狙いました(Designed For Youというアルバム収録)。

なかなか面白い枯葉になったと思います。

 

枯葉って、シンプルであるがゆえにどんなアレンジでも許容してしまう器の大きい稀有な曲だと思います。

参加してきたお店のジャムセッションから一週間前。

サークルセッションがありました。

そのときの音源です。

 

 

ソニー・クラークのペンによる哀愁のブルー・マイナー。

私、この曲が好き過ぎて、一からメロディとコード拾ってリードシートを書きました。そして、ちょくちょくサークルで演奏するように。

クール・ストラッティンのあとに演奏したいですね。

 

楽器編成は

 

テナーサックス

ギター

ウクレレベース(私)

ドラム

 

のカルテット編成。

 

曲構成は

 

ギターによる前テーマ~

ギターソロ×1~

テナーソロ×1~

ベースソロ×1~

ドラムとの4バース×1~

ギターによる後テーマ

 

となりました。

 

この日も雨だったので、運搬が簡単なウクレレベースを持っていきました。

 

 

このセッションの直後にチェックのために聴いてたら「ヒドイなぁ」と思ってたんですが、今聴くとそこまでヒドくはないですね。

ソロに入って若干走り気味ではあるものの、聴けないことはないです。

ラテンから4ビートへの切り替えが意外に難しく感じます。

4月に行ったジャムセッション音源です。

いったん、音楽理論をはさみましたが、続きです。

 

 

偶然にも私が一番好きなスタンダードが選曲されました。

ハイトーンが印象的なトランペットさんの選曲ですが、アルトさんがテーマ吹いてます。

 

楽器編成は

 

アルトサックス

トランペット

ギター

エレピ(ホストピアニストさん、途中でピアノの音色になる)

ウクレレベース(私)

パーカッション(パンデイロ)

ドラム(ホストドラマーさん)

 

のセプテット編成。

 

ホントなら違うドラマーさん(本業トランペット)が入る予定だったんですが、ボッサはできないということでホストドラマーさん(本業ピアノ)が入ってます。

その際に「この曲、4ビートで演奏しちゃダメなんですか??」と私言ったんですが「やらないことはないんだけどね~」とピアニストさん。「この曲は悲しい曲なので…」とはトランペットさんの言葉。

 

私は曲に込められた意味や意図みたいなものにはあまり頓着しません。崩した斬新なアレンジが大好物なので、できるならやってもいいじゃんと思ってしまいます。

私のここらへんの考え方はひょっとすると「作曲者の意図を軽視している」とも思われてしまうかもですね。

 

曲構成は

 

エレピによるイントロ~

アルトによる前テーマ~

アルトソロ×1~

トランペットソロ×1~

ギターソロ×1~

ピアノソロ×1~

ベースソロ×1~

パーカッションとドラムによる4バース×1~

アルトによる後テーマ~

アウトロ

 

となりました。

 

曲が始まる前に「アウトロをイントロに持ってきまーす」とホストピアニストさんが仰ってたんですが、このアウトロってルバートっぽく弾くことが多くて分かりづらいですよね…?

なんとかアルトさんが入ってくれて合奏が始まりますが、Bメロあたりでアルトさんがズレます。

すかさずピアニストさんが「ズレたズレた!」と。トランペットさんも入って修正。

ここらへんがHLDさんがいう「合奏は助けあい、愛なんだ!」というところですね。誰かがミスっても他の誰かが助けます。

 

ベースソロは回ってきてしまいます。

やり慣れた曲ではあるんですが、A2の5~6小節目あたりで私ミスってます。ミスったら私、自分の間で弾いてしまうクセがあるため、その微妙な間の分ズレました。でもそこも助けあい、ドラマーさんが修正してくれてます。たぶん、「ん?」と思ったと思う。

 

私、テンポキープがまだできないので、そこが最大の課題ですね。

 

この日、私が演奏に参加した曲は7曲。ドラムが2曲でベースが5曲。

演奏に参加したのは16人で、10分以上演奏してた曲もあり全15曲と曲数は若干少なめ。演奏された曲の半分は入れたことになります。

楽しかったです! また行く!

 

~~~~~~~

 

今年に入ってから、ピアノとドラムパッド練習は毎日欠かさずしてます。

ドラムパッド練習は、1カ月くらい前から右手首に痛みが出たので、スティックを重いのにしてみました。そしたら、返ってくるバウンスの勢いがあるため、右手首の痛みはあまり感じなくなりました。

こうした微妙なところで変わるのでドラムは面白いですね。

 

ピアノは右手メロディ左手白玉コードしかできません! でも、まだ弾いたことのない曲をコード探りながら弾くのが至福の瞬間だということに最近気づきました。

弾いてるのは昔プレイしたロックマンというゲーム音楽です。

 

 

ゲーム音楽はキャッチ―なメロディと意外な転調があってなかなかレベルが高いと思います。

それに、アレンジしたらかなりいい曲になるであろうと思われるピコピコ音が、ダイヤの原石感があってすごく好きです。

リードシートもダイヤの原石感があるので、そこらへんもジャズに似てると思います。

キーと音楽理論について書きます。

長いですが、これでもかなり簡単に要約して端折りました。

 

名づけて(?)超速解・音楽理論?!

 

興味のない方やもうだいたい分かるよって方は読み飛ばされてかまいません。

音楽理論に興味のある方や勉強したい方は、一読されることをおすすめします。

 

 

まず、5度圏という表です(画像はお借りしました)。

これは、ド(全)レ(全)ミ(半)ファ(全)ソ(全)ラ(全)シ(半)ドというインターバルの音階をそれぞれ12音ある音すべてから始めたときに出現する数学的法則を分かりやすく視覚化した表です。

 

この表は、ジャズ系のコード楽器の方やベースの方はだいたい頭の中に入っています(はずです)。演奏に欠かせないので。

また、ボーカルや移調管楽器の方も、移調してリードシートを書く際に必須と言われます。

 

 

ピアノには黒鍵が2つの島と3つの島があります。

 

♯系は下図のように、

 

♭系は下図のように

♯♭が増えるごとに1~5の順番で使う黒鍵が増えます。

このピアノの数学的法則を可視化したものが上の5度圏の表です。

 

法則としては、黒鍵が3つある島の右端(あるいは左端)から1つ、2個目は2つある黒鍵の島の右端(あるいは左端)から1つ、という風に黒鍵が増えてゆきます。♯系なら左端から、♭系なら右端から増えてゆきます。

これがピアノなど鍵盤における♯系と♭系のキーの違いで、BマイナーとCマイナーでは半音違うだけなのに指使いが全く変わってしまうため、「BマイナーならCマイナーで書いてくれないかな?」と言われるゆえんなのです。

 

~~~~~~~

 

そもそも、なぜド(全)レ(全)ミ(半)ファ(全)ソ(全)ラ(全)シ(半)ドのインターバルなのかというと、それが人間には一番心地よく聞こえるからです。

 

上の表にもC・Amとありますが、同じドレミファソラシドでもラの音から始めると暗い音階に聞こえます。これが平行調の短調キーというものですが、これにはおおまかに3つあるので、とりあえず最初は長調キーのラの音から始まる音階は短調になると考えた方が良さそうです。

 

これがドとラ以外の音で始めると(レミファソラシドレやファソラシドレミファ)、どこかモヤっとして歌いにくい音階になると思います(ドリアンスケールやリディアンスケールと言います)。

 

手書きで申し訳ないですが、ドレミファソラシド7つの音だけを積み上げてできるコードをダイアトニックコードと言います。

Cメジャー・Aマイナーなら以下の通りです。

 

 

基本はCメジャー・Aマイナーで考えて、あとから移調した方が楽です。

 

例えば、Ebメジャー・Cマイナーに移調すると以下の表になります。

 

 

移調とは、メロディの音階、コードの構成音をそのまま全部平行移動させることを言います。

上の表なら、ド→ミ♭、レ→ファ、ミ→ソ~(以下省略)とメロディもコードの構成音も全部平行移動させたことになります。

カラオケでキーを上下させるのと同じで、この場合は、3つあげたことになります。

 

Ⅲの和音はダイアトニックコードの考え方をするとキーはCメジャー・AマイナーでEmなのですが、このEmはしばしばE7に変化します。これは3つある短調キーにかかわってくるのですが、最初はとりあえずⅢの和音はm7と7thの2つ出現する、と覚えた方が良さそうです。

 

Cbメジャー=Bメジャーではないか、ということですが、これは当然の質問です。

Cメジャーをそのまま全音階半音下げるとド♭レ♭ミ♭~(以下省略)とCbメジャーになります(7音すべてに♭がつく)。

 

が、よく考えると、ドの音の半音下のシの音からドレミファソラシドを弾いてみると、シの全音上の音なので次の音はド♯、その次はレ♯、その次はミ~(以下省略)と考えることもできるのです。

 

♯♭が5つ以上つくキーは厳密にはキーが2つ存在します。♯が5つなら♭7つ、♯が6つなら♭6つ、♯が7つなら♭が5つです。

 

※コードの表記も2つ存在します(Bメジャー/Cbメジャー)↓

 

Ⅰ B/Cb

Ⅱ C♯m/Dbm

Ⅲ D♯m/Ebm

Ⅳ E/Fb

Ⅴ F♯7/Gb7

Ⅵ G♯m/Abm

Ⅶ A♯m7b5/Bbm7b5

 

表記の際には♯系キーならコードも♯系、♭系なら♭系の表記に統一します。

 

ピアノ・ギターなど平均律楽器は2つのキーを同一とみなさざるを得ないので同じと考えますが、フレットレスの弦楽器など、純正律を出せる楽器は微妙に違ってて♯系♭系2種類の音の取り方をするようです(ド♯の方がレ♭よりも若干低いようです)。

 

♯♭が5つ以上つくキーは下図参照。

 

 

 

実はこれは、♯♭が4つ以下のキーにも言えることでして、♭4つのキーなら実は♯が8つついてることになります。♯♭が0のキーなら、実は♯♭が12個ついてることになります。

下図参照。

 

これはあまりにも分かりにくくなるのでそもそも書かないだけのことですが、♯♭が5つ以上つくキーから転調したりすると、便宜上♯♭が8つ以上書いてある場合もあります。

G♯マイナーキーでのドミナントコードのD♯7(=Eb7)のファのダブルシャープと基本的には同じ考え方です(D♯7=レ♯・ファのダブルシャープ=ソ・ラ♯・ド♯)。

 

~~~~~~~

 

コードについて。

上記の数学的法則の関係上、存在しない表記のコードがあります。例えばですが、G♯△7は存在しません。必ずAb△7になります(だが、G♯7は存在する)。

 

♯♭の関係にも書いたのですが、G♯△7は♯が8つ以上ついてしまうため、♭4つのAb△7と書きます。G♯7は、これは♯♭が7つ以下に収まるので存在します。

イパネマの娘のGb△7は、♯♭が7つ以下なので存在します。iReal ProではF♯△7となってますが、これは間違っていません。

 

※例外的に、Alone TogetherがG♯マイナーで書いてあった場合は、G♯△7は出てきます。G♯m7からのピカルディ(マイナーで終わるところをメジャーにする手法。これを使うとそこだけ曇り空から光がさしたようになる)なので(黒本はDマイナーでDm→D△7となる)。

All The Things You AreのDセクションのDbm7も、本来ならC♯m7と書くべきなんですが、これは、前の小節のコードがDb△7でそれがそのままマイナーになったということで例外的な表記をしてあります。

m7→△7になったり、△7→m7になったりする場合は例外として存在するようです。

 

~~~~~~~

 

存在するのに存在しないコードって、なんとなく数学の複素数みたいに思えてきましたねw

(複素数とは、二乗した積が負の数になるという数学の考え方です。‐1×‐1は必ず1になるように、二乗した数は本来、絶対に正の数になるので。人間が考え出した矛盾した数学理論です)

 

実際に音楽と数学は似てます。というより、音楽=数学そのものです。

数学を実際に目に見える形や耳に聞こえる形に具現化したものが建築物だったり音楽だったりします。

数学が得意な人はかなり簡単にジャズの音楽理論が分かると思います。

ジャズのアドリブ理論は、言ってみれば数学のパズルなので。

 

~~~~~~~

 

…と、おおざっぱに簡単に書きましたが、このような知識を駆使してジャズメンはアドリブをしています。

特に知らない曲や初見の曲の場合は、リードシートを渡されてから30秒ほどで分析して弾きます。

これも慣れなので、上手い方は初見でも何事でもないように弾いちゃう。

私はあたふたしちゃいますね、自分でコード拾ってリードシート書きますが、読むのはそこまで早くないので。

 

~~~~~~~

 

最初から全部分かる方はまずいません。

ちょっとずつ分かるようになります。

九九を少しずつ覚えていくと法則が見えてきて次の数字が分かるようになる、そんな感覚だと思います。

分かってくると点と点がつながって線になって、徐々に霧が晴れるように分かってくる…という感じですかね。

 

私も30過ぎて勉強して身に付いたので、遅すぎるということはないと思います。

 

私の頭は数学脳なので、こういう数学的法則を考えるのが楽しくて仕方がありませんw

そしてその法則を美しいと思ってしまいます。

先日投稿したマシュケナダから続いてウクレレベースで入った曲。

 

 

哀愁のブルーボッサ。

この曲聞くたびにゲイリー・ムーアの「パリの散歩道」を思い出しますw

 

楽器編成は

 

トランペット

トロンボーン

ギター

エレピ

ウクレレベース(私)

パーカッション

ドラム

 

のセプテット編成。

 

曲構成は

 

エレピによるイントロ~

フロント陣による前テーマ~

トロンボーンソロ~

トランペットソロ~

ギターソロ~

エレピソロ~

パーカッションソロ~

フロント陣による後テーマ

 

となりました。

 

即興演奏なので、演奏するまで誰が入るか楽器編成も分からないし、後テーマにたどり着くまでどういう曲構成になるか演奏してる本人たちも分かってません。

毎回、楽器編成と曲編成を書いてるのは、そういう意味もあります。

それでも無事曲を終わらせちゃうジャズメンってすごい。

 

前テーマでは「速い速い!」という声が聞こえます。これはホストピアニストさんの声ですね。私も前テーマあたりで「合わんなぁw」と思いながら弾いてました。

 

ギターさんのレイドバックがすごいですね。最近ようやくレイドバックのすごさが分かってきました。

 

マシュケナダに続き、パフパフいってるのがパーカッションで、今回はソロも取ってます。

パーカスソロに入ったらベースは1拍目に「ダン」と入れるだけでいいんですね。パーカスソロ初めてだったので最初は弾いちゃってます。

 

ベースソロは回らなくてまた「ホッ」としてます。

 

さて、ざっくりした音楽理論の記事ですが、下書きがそこそこ書きあがりました。

近日投稿したいと思います。