このところ雨が多く、寒暖差の大きい日々が
続いています。しかし、確実に春は近づいている
という感じですかね。
ここ何年か記事にしている通り、また去年1年の
レンタルCDベスト10を書きたいと思います。
去年は全て図書館レンタルでした。
私の良く聴いたのが去年なだけであって、発売日は
無関係です。時代の流れや流行りとは全く関係ない
ものとなっています。
もう今週から3月になってしまいます。暖かくなり、
花も色々咲き出す春はありがたいものです。
<ベスト盤から2枚>
●「ダンシン・グルーブズ」
ハービー・ハンコック (SME Records 1999)
●「ミスイズ」ジョニ・ミッチェル(Reprise 1997)
上のアルバム、ハービーの、エレクトリック・ダンス
ミュージックのベスト盤。この手の音楽の熱心な聴き
手ではありませんが、今回改めて感心しました。
「処女航海」とかマイルスとの共演とか、素晴らしい
こと色々やっているのに、全く別の魅力的な音楽を作り
出してしまっているのが凄いです。
ハービーで「カメレオン」を貼ります。
下のアルバム、ジョニ・ミッチェルが、ヒットはしな
かったけれどもキャリア代表曲であるものを「MISSES」
と称して出したベスト盤。(ヒット曲のベスト盤「HITS」
も同時に出しています。)彼女のアルバムは一通り聴い
ているのですが、このアルバムをきっかけにまた聴き
直しました。
<ジャズから2枚>
●「トレイン・ホイッスル」
エディー・ロックジョウ・デイビス(ts)
(Prestige 1960年録音)
●「ポートレイト・オブ・ジャコ」
ブライアン・ブロムバーグ(b)
(Seven Seas 2003年)
上のアルバム、あのマイルスも自伝で絶賛していた
ロックジョウの、オリバー・ネルソン共演アルバム。
日本では知名度無い感じですが、本アルバムでは、
実力発揮出来ていると思います。図書館にあった、
エリック・ドルフィーのコンプリート・プレステッジ
・レコーディングズに入ってました。
下のアルバム、多彩なベース楽器を演奏するブロム
バーグの、ジャコ・パストリアス(b)追悼盤です。
ギターかなという音はピッコロ・ベースかもしれま
せん。プロデューサーでもあり、音作り全体が素晴
らしいと思います。
国内盤とは曲順が違うようですが、下のブロムバーグ
のアルバムを貼ります。
<ボサノヴァから2枚>
●「ジルベルト・ウィズ・タレンタイン」
(CTI 1974年)
●「イパネマの娘」藤井香織(fl)
(Victor 2007年)
上のアルバム、アストラッド・ジルベルト(vo)
とスタンリー・タレンタイン(ts)のCTI共演盤
です。アストラッドのアルバムの中でもフュー
ジョン寄りで、私はタレンタインも好きなため、
悪かろうはずがありません。
上のアストラッドのアルバムを貼ります。
下のアルバム、気品有るフルートと土臭いトレス
ギターとパーカッションのバランスが素晴らしい。
確か、ブラジル現地でも人気と解説にあって納得。
発売から年月経ってしまうと、ある意味図書館で
しか出会えないアルバム。
<日本の歌から2枚>
●「人気者で行こう」サザンオールスターズ
(タイシタレーベル 1984年)
●「MAYUMI CLASSICS」五輪真弓
(2枚組)(Sony 2003年)
上のアルバム、最近また聴き出したサザンの
7枚目のアルバム。当時はシングル曲のTV歌番組、
大学時代の貸しレコード屋でかろうじて聴いて
いました。音楽性のバックグラウンドが、ロック、
黒人音楽、ラテン、レゲエ、歌謡曲等と広いので、
今の方が楽しめます。懐かしさもあります。
下のアルバム、後年の曲も広く取り上げた、五輪
真弓ベスト盤。後年の曲は今まで余り聴いていな
かったので、僕にとっては丁度良いです。歌詞も
含めてしみじみと聴けます。
<クラシック他から2枚>
●「ベートーヴェン交響曲第5&3番」
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮、
レニングラード・フィルハーモニー
管弦楽団 (1974/1968年録音)
●「セレクション・フロム・エンニオ・モリコーネ
クロニクルズ」(RCA 2000年)(2枚組)
上のアルバム、言わずと知れたベートーヴェンの
超有名交響曲のムラヴィンスキー盤です。第5は
その真価を理解する前に聴き飽きてしまったかの
様な状態でしたが、本録音で再び目覚めることが
出来ました。流麗に音楽が流れないせいか、却って
それが耳に残り、曲の隅々まで堪能出来ます。
下のアルバム、荒野の用心棒等の映画音楽で著名な
モリコーネの、歌もの等の珍しい録音が色々聴ける
編集盤。最近家族の前でかけられるCDといったら、
モリコーネとなっています。