音楽三昧♪ | Natural Rhythm〜ナチュラルリズム【アメリカ・フロリダ州】

Natural Rhythm〜ナチュラルリズム【アメリカ・フロリダ州】

波動とかエネルギー、潜在意識や宇宙意識が大好きなライフコーチ・ヒーラー・ピアノインストラクターHIROMI
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こんにちは

今週末はどっぷり音楽三昧

まずは木曜日。
お隣ジャクソンビルにあるノースフロリダ大学(UNF)の
音楽学部Music Flagship Programによるマスタークラスが
行われていました。
もちろん誰でも入場できるため、行きました、が、私は
勘違いをしていて、この日はてっきり東京カルテット(Tokyo String Quartet)
のコンサートがあるものばかりだと思っていました。(;^_^A
でも、実はUNFの学生さん達への公開レッスン。

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、この東京カルテット、
もともと日本人の演奏家達によって結成されたカルテット。
桐朋大学の卒業生のバイオリニスト、チェリスト達によって結成
されていましたが、幾度かのメンバーチェンジを経て、現在は
磯村和英(創設時からのメンバー)、池田菊衛、マーティン・ビーバー、
クライブ・グリーンスミスの4人で構成されています。
ちなみに、東京カルテットはこの2013年をもって44年の
活動を終えるそうです。
またこうして偉大なグループが一つ一つ終わりを告げていくのを
見るのは寂しいものがありますが、仕方ないですよね。

ところで、彼らからの手ほどきを受けている学生さん達を見ていたら、
自分の学生時代の頃とかなりリンクして、気持ちが高まりました~。
私の専攻はストリングではなかった為、テクニック上の詳しい事は
分かりませんでしたが、手ほどきを受けていく度に、学生さん達の
奏でるヴァイオリンやチェロの音色が変わっていくのを感じました。

本当に彼らはラッキーだよなぁ、なんて思いながら。
東京カルテットから直に手ほどきを受ける事が出来るチャンスが
ある事すら、稀です。
いいなぁ、いいなぁ~~、なんて指をくわえながら、まるで
自分が舞台でレッスンを受けているような気分でオーディエンス席から
眺めていました。

これがレッスンの風景です。


すみません、写真ぼけぼけ。。。。
良く見ていただいたらお分かりかもしれませんが、日本人の
バイオリニストとピアニストです。
日本の音楽大学から交換留学生としてUNFに来ている方達
でした。
もともと、このマスタークラスが行われる事を知ったのも、
つい最近まで留学生としてピアノを勉強されていた生徒さんから
の情報なんですけどね。

大学を卒業してからもう何年経った事でしょう。
こんな形で大学での公開レッスンを拝見する事ができて
本当に心がリフレッシュ


そして、次の日、ジャクソンビルビーチにある教会で行われた
東京カルテットの演奏会。
写真はこれ↓ すみまたボケボケ



会場に着いたのがギリギリだったので座る席がないかと
思っていたら、係の人が一番前が空いてるからそこに
行きなさいー!と。ラッキー!!!
写真を見てお分かりかもしれませんが、本当に目の前です。

今回のプログラムはこんな感じです。

Quartet in D major, K 499 'Hoffmeister'        W.A Mozart
 Allegretto
 Menuetto;Allgretto
 Adagio
 Allegro

Quartet NO.4 Sz.91                                          Bela Bartok
 Allegro
 Prestissimo, con sordino
 Non troppo lento
 Allegretto pizzicato
 Allegro molto

Quintet in f minoe for Piano and Strings , Op.34      Johannes Brahms
 Allegro ma non troppo
 Andante un poco adagio
 Scherzo:Allegro
 Finale:Poco sostenuto; Allegro non troppo

正直に言いますが、アメリカに来てここまで感動した演奏会は
初めてです。
彼らの息継ぎまで聞こえてくるような距離で演奏を聴いていた、
ってのもありますが、音楽って音がなっている時だけじゃなくって
音がなっていない部分の重要さとか、その間をしっかり感じさせて
くれる演奏で、ここまで極められた音楽ってあるのかな、と
思うほどの完成度。
技術はもちろんの事、音楽に対する姿勢、室内楽の醍醐味を
これでもか、ってほど感じさせてくれました。
あまりの感動に言葉が見つからないほど。。。

今までもたくさんの演奏会に足を運びましたが、東京カルテットの
演奏は想像以上、枠を超えていました。
今回で演奏活動を終える、と言う事もあるからかもしれませんが、
個人的に感極まってしまいました。

そして、大学を卒業してから本格的に音楽に向かう事が
なかった私ですが、彼らの音楽が私の魂へ届いたからでしょうか、
演奏会から帰ってから、と言うもの、ピアノの前に座る時間が
圧倒的に増えました。
練習したくてしたくて仕方がないんですよね。
もちろん今さらプロの演奏家になる、って言うわけじゃないですが、
自分の中で納得できる演奏ができるようになりたい、っていう
情熱がまた出てきましたね。

ちなみに、私の大好きなブラームスのピアノ五重奏曲Op34、
よかったー!最高!!個人的に大好きな曲です。。。
そして、私は彼らのCDを持っていなかったので、
演奏会後に開かれたレセプションにてCDを購入し、
しっかりプレイヤー達からサインまでいただいて
しまいました
個人的にはチェロの音色が好きなので、チェリストのクライブと
たくさん話をさせてもらったんですけどね。
あんなに偉大な人達なのに、実際に喋ると普通に人(笑)。
それがまた良い所ですよね。
うちの夫も、『彼らはフレンドリーだね~~』と関心してました。

そうそう、余談ですが、うちの夫。音楽に関しては無知です。
そんな彼なのに、東京カルテットの演奏を聴いて、感化されたの
でしょう。
『ヴァイオリンを習いたい!』と言い始めました。
それをまたクライブ達に断言しているではないですか~~~。
いや、でもね。私それを聞いた時嬉しかったんです。
だって、いつかもしかしたら私のピアノと彼のヴァイオリンで
家の中でデュオができるかも?って思っただけでワクワクです
いつかそんな日が本当にやってくると良いなぁ。。。

そして、また次の日。
今回は近所のカトリック教会にて演奏会。
ヴァイオリンとピアノのデュオ。


photo:01

またまたすいませんね~~。写真ぼけぼけ。
そして、演奏家の後ろからのショット
私の座り位置のせいですが。。。。

写真からは分かりませんがと~~ってもステキな教会で
行われたんですけどね。
私も真剣に写真の腕をあげないと。。(^_^;)

話を戻しまして、演奏会について。
Beethoven, Petr Eden, Fritz Kreisler, Edvard Grieg らの曲を
演奏しました。
曲目については省略させていただきますが、
このバイオリニストはジャクソンビルオーケストラのメンバー。
そしてピアニストは私の住むセントオーガスティンではかなり
有名で、コミュニティーコーラスや音楽に関するイベントでは
必ず目にする方なんですけどね。

そうそう、言い忘れそうでしたが、今回足を運んだ演奏会。
全て無料です。はい、タダです。
もう信じられません。
日本にいたら、まずチケットが手に入るの?って言うレベルだし、
室内楽やオーケストラってかなり日本にいた時、敷居が高かったって
のを覚えています。
でも、アメリカって素晴らしい。無料で開放です。
音楽へのアクセスがとっても簡単。すぐに自分が足さえ運べば
質の高い音楽を耳にする機会に恵まれます。
情報さえ手に入れれば、いつも最高の音楽に囲まれた生活を
送る事ができます。

本当にこの3日間は幸せでした。
大好きな音楽三昧の週末で、それにつきあってくれた主人にも
感謝。あ、彼は会社の休みをとってまで一緒に行ってくれたんです。
一緒にこうして大好きな音楽をシェアできるのってステキな事だなぁ、
と、あらためて感じているところです

今度はパイプオルガン界ではかなり有名なPaul Jacobs氏の
演奏会に行くです。
2/10(金)St.John's Cathedral in Jacksonville  @4:00pm
お近くの方はぜひ足を運んでみてくださ~い。
もちろん無料です(笑)。