小さな双子たち | すみれときいろとフィリピン生活

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不妊治療備忘録→娘ふたりの成長日記・家の売買リフォーム記録・フィリピン(BGC)生活記録

分娩にかかった時間は4時間
夜10時半頃に一人目が産まれ、10分後にもう一人と続きました。

一人目が男の子で、400g
二人目が女の子で、420g

とてもとても小さくて2人並んでも小さな箱に収まってしまうほどで、でもしっかり赤ちゃんでした。
抱っこすると壊れそうにすべてが小さくて、そっと触れることしかできませんでした。
ちゃんと抱いてあげられたらよかったな。

「かわいいね」「どっち似だろう」
夫と両親で泣きながらなんとか言葉を交わしました。

汗と涙となんだかわからないものでぐちゃぐちゃなまま、個室に運ばれてそのまま就寝時間に。
テーブルの上には夕方に配膳された夕飯がそのまま残っていました。

昼から何も食べていないのに、何も食べたくない。
あんまり美味しくない病院食も、赤ちゃんたちの栄養だと思って食べていた。
しぼんでしまったお腹を癖でさすって、いないことに愕然とする。
私は、なんのために食べるんだろう?

ただただ一晩中泣いていました。
隣には夫が寝ていたので、声を殺して。
気づいた夫も、どう慰めていいのかわからない様子でした。
傷ついているのは夫も同じ。
それでも、世界中の全ての不幸を被った気持ちで、孤独感しかなくて、しばらくは私に差し伸べられる手にも拒絶感しかありませんでした。