陣痛 | すみれときいろとフィリピン生活

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先生との話し合いが終わり、病室に夫だけ残り、両親は帰宅しました。

夫はなおも何か言いたげで、私は終始ぐったりしており、できればひとりになりたいような、でもひとりは心細いような、ふわふわした気持ちでいました。

気づけば入院してから11日目。
24時間点滴に繋がれ、お風呂も入れず、長くて邪魔な髪はベッドの上で母に切ってもらいました。
水のいらないシャンプーを初めて使い、「なんだかサバイバル」と呑気に呟いたりしてました。
強い薬をどんどん投与して、動悸も激しいままで最初は苦しかったものの、慣れました。
慣れってすごい。

そうこうしてるうちにあと1週間、あと1ヶ月、過ぎてくれるんじゃないか、そう思いながらまどろんでいた夕方6時頃、再び前夜に匹敵するお腹の痛みに襲われました。
折よくやってきた夕飯には手もつけられず。

痛みはみるみる増して、耐えきれずナースコールすると「陣痛だね」とのこと。
いよいよ観念、とか考える余裕もありませんでした。
ほどなく内診、子宮口もほぼ最大まで開大していて、そのまま分娩室に運ばれました。