ケンパパです。
ご訪問頂きありがとうございます。
私の近所に、定年後は楽器でもやりたいという方が数人おられました。
過去形にしているのは、実際に定年を迎えられてからギターを購入し、練習を開始したんですが、わずか数ヶ月で挫折されました。
実は定年後や、時間ができたら楽器をやりたいという方は多いんです。
しかし、大半の方々は途中で挫折されます。
なぜか。
ここを掘り下げて行こうと思います。
昔やっていて「再開」される場合は別ですよ。
よく聞くのは「認知症予防に指先を使う」という目的です。
これは間違ってはいません。
しかし、これを目的にしてしまうとほとんど続きません。
それは張り合いがないからなんです。
家の中でコツコツとひとりで練習する。
これが死ぬまで続くのか?と考える。
これほどつまらないものはありません。
つまらないものが続かないのは当たり前です。
それはどこまで行ってもひとりだからなんです。
しかも初心者には苦行に近いものもある。
目的にするなら「人前で演奏を披露する」を目指すべきなんです。
それも家族ではなく、赤の他人の前での演奏。
これが目的になれば絶対に続きます。
もともと楽器なんてものは、人前で演奏するために作られたものなんですから。
近所の会合でもいいですし、初心者同士でバンドやグループを組んで、ライブハウスに予約するのもいいでしょう。
年齢なんて関係ありません。
オヤジバンドもいいじゃありませんか。どんどんやりましょうよ。途中でケンカして解散するのもひとつの経験です。
さて、楽器にもいろいろあります。
今回はピアノ演奏でやる場合どうすればいいかをお教えします。
人前で演奏するのには2つパターンがあります。
ひとつはピアノで「曲」を演奏するもの。
もうひとつは「弾き語り」するものです。
例えば「エリーゼのために」みたいな曲を演奏したい方は、左手で和音、右手でメロディーを演奏することになります。
しかも音符を読めないとできません。
独学でやろうとしても無理なので「ピアノ教室」に通って下さい。
もうひとつの「弾き語り」をされたい方。
これはピアノで伴奏を取りながらそれに合わせて歌を歌うものになります。
これも教室はありますが、独学でも習得可能です。
私みたいな若輩者でも独学で習得できました。
だから大したレベルではありません。
なぜ独学でもできるのかと言うと、音符が必要ないからです。
これは「コード」をおぼえればできます。
コードとは決まった法則に基づく「和音」になります。
例えば「ドミソ」の3つをおさえれば、「C」というコードになります。
メジャーコード、マイナーコード、セブンスコードなど、たくさんのコードがあります。
そこから、弾きたい曲に合わせて簡単なものを覚えてしまえばいいんです。
例えば下の写真はギター用の「コード譜」になります。
五線譜の上にコードが書いてあります。
最初はできるだけ、シャープやフラットの少ない曲を選んで下さい。
写真は「かぐや姫」の「神田川」という有名な曲です。
覚えるコードはわずか6個です。
この押さえ方さえ知れば、この曲は弾き語りできます。
そしてこれは鍵盤楽器のコードの一覧表です。
私は紙媒体で持ってますが、ネットで調べることもできます。
この2つがあれば弾き語り可能です。
簡単な方法として、一小節ずつ書いてあるコードの指使いで、右手だけでコードを「ポーンポーン」と鳴らし、それに合わせて歌を歌えばいいわけです。
最も簡単な弾き語りの出来上がりです。
慣れたら、左手をベース音・右手を和音にして、交互に弾いたり、右手をアルペジオ(リズムに合わせて細かく弾く)にすれば雰囲気が出ます。
慣れたら、シャープやフラットの多い曲や、転調のある曲などを練習すればいいわけです。
コード演奏で弾き語りなら早ければ1ヶ月もあればある程度のレベルでも1曲マスターすることも可能でしょう。
大切なのは、まず「人前で演奏する日」を決めてしまうこと。
これを必ず設定して下さい。
ゴールが決まれば練習にも身が入りますし、無駄な時間を過ごすこともなくなります。
弾き語り用ならピアノは安いものでも十分です。
上の写真は私が練習用に購入したもので、ハードオフで1万円でした。5オクターブ対応でき、音色も5種類選べます。
電源アダプターとサスティンペダルは忘れずに購入して下さい。
今回はここまでにします。
最後までお読みいただきありがとうございました。