長らくご無沙汰しております。今年は作品発表の数・規模が充実しておりまして正直ブログどころではありませんでした。

今ようやく今年最後の大作の作曲まで漕ぎ着けまして久しぶりにブログでも書いておこうかな、とw

 

先日移動用のMac Book Proを新調しました。

で、まぁ恒例の通過儀礼が待っていたのですがこの機会にインストールするプラグインを絞りまくろうと思い立ちました。

実際音源などはさておき、エフェクトプラグインなんかは所持してる5%も使って無いのが実情なんですよね、この1年で。こりゃヤバい。

 

真面目な話、大して記憶力の良く無い私の場合新しく買って試しに使っているうちに本当に使えるプラグインは忘却の彼方へ、なんて事良くあるんですよ。

これは品質にも直結してくる話なのでこの機会に本当に使いたいものだけを入れよう、と。

そして製作中どうしても必要になったら改めてインストールしようかな、と思った次第。

 

ここでいきなり問題ですw

一番最初にインストールしたプラグインエフェクターはなんでしょう?(笑)

 

 

 

 

 

 

答えはコイツでした

 

Plugin Allianceのbx_digital v3

 

なんか期待ハズレですみませんw

 

なんで最初にコレを選んだかは良く分かりません、直感です。

最初、という事はまだDAW付属のプラグインしか無いわけで、そうなると便利ツール色々付いてて軽くてEQとしての性能も良くてオーソライズが簡単(←ココ重要)って事で選んだのでは無いでしょうかw

さて次々と行きましょう。

 

冗談はさておきプラグイン一つ入れるとなぜか冷静になってきましたよ。

次に考えたのはコンプ、リミッター、リバーブ、ノイズリダクション系から一つずつ選ぼう、EQはbxがあるから後回し〜と言う事。

選ぶ条件は能力(音質)は当然ですがそれよりも使いやすさ、感覚では無く実際使った回数、負荷及び安定性、そしてオーソライズの簡単さです(←とてつもなく重要)

となるとiLok管理系はポイント高いぞ!

 

とか考えていた矢先です。もっと重要な事あるわ!モニターや!ミックスなんて正しく聴いて色んな要素から判断出来てなんぼやで!

という事で次に選んだのがコレ

 

KlanghelmのVUMT deluxe

 

コイツはマジで便利です。通常のメーターとしても便利で優秀なのですが、右に見える「MONITOR」ってところ。

M成分のみ、S成分のみ、 LのみRのみをボタン一つで切り替えらればかりか LとRを逆転させられます。皆さん結構無視されているようですが、人間の耳は右と左でかなり特性が違います。このボタンを押して変なバランスになっていたら要注意です。

 

さらに特定の周波数以下をモノ化出来るMONO MAKERや簡易的ながらダイナミックEQにローパスハイパスも付いています。

で、勘の良い人なら気付いたと思うのですが、このモノメイカーを使った時速やかにM成分やS成分のみを聴けるんです。コレはデカイですよ。

DYN EQを使った時でもどこがカットされているか丸裸にしながら作業出来るんですよ。まぁ使ってみたら分かりますがこのプラグインの便利さは素晴らしいの一言です。

 

次に選んだのはやはりDAW付属と照らし合わせてみてのチョイスとなりました。普段使っているDPに全く足りないノイズリダクション、コレや!という事でこちらをチョイス

 

SonnoxのOxford SuprEsser

 

なんだかんだ言って使いやすさと狙いやすさ、そしてキレ。

文句無しです。eiosisのE2 deesserも周波数に依存せず使えて素晴らしいんですが最初の一つとなるとコレかな。

そして何と言ってもiLokなのでオーソライz

 

次に選んだのはリバーブです。私の場合生楽器のオーディオを扱う事が多いのでリバーブは玉が必要です。結果的にリバーブはそれなりにインストールする事になるのですが、最初に選んだのはコレ

 

EventideのTverb

 

なぜコレを選んだかというと、奥行きの表現が最も簡単に演出できるからです。アンプラグドの楽器の場合奥行きの表現がキモとなりますので、まずはこれかな、と。それにiLokですs

 

この後当分コンプはほったらかしにし、色んなリバーブをインストールする事になりました。R4とかまぁ色々です(笑)

R4は主張するリバーブが欲しいなら最高ですよ。使いやすいし負荷もいうほど重くない。最大の弱点はGUI。コレ本当に買って大丈夫?と思ってしまう代物ですが、大丈夫です。品質は最高です。

 

お次はコンプ。もうこれはとりあえずAcusticaのCoral

 

これの優秀さはあえて言うまい。ナチュラルなリダクションをしたいけどアナログのコンプは使わない。

だったら取り敢えずこれは買っとき。悪い事は言わんから。

 

最後にリミッターです。これはね、かなり悩んだんですが、使い勝手の良さからA.O.M.の Invisible Limiter G2にしました。

 

 

Attack Releseを弄れる事、 BIASのアナログ感が素晴らしい事などが決めてとなりました。

 

その後一発のインストールで色々使えるSlateのVMRなどをインストールしましたが、我が新Mac Book Proは本当に使えるプラグインしか入っておりません!(いまのところ本当)

 

久しぶりにブログ書いたら疲れました...

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ISPどうしてる?

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大変ご無沙汰しています。

今年は本職の作曲がかつてないほど好調で、ブログの方を完全に放置していました。

今日予定していた仕事がキャンセルになり時間が出来たので書いてみようと思います。

 

ISPはInter Sample Peakの略でトゥルーピークとも言われています。

ISPの詳細は調べていただくとして、これをどう処理するか(しないか)と言う問題です。

 

メータープラグインなんかでトゥルーピークは簡単に調べられます。

トゥルーピークを調べられたとして、今度はそれをどうするかと言う事になります。

 

最近のリミッタープラグインはISPを管理して処理出来るものも多いです。

ただし気をつけないといけないのはISPの問題は最終的にはDAC依存でもあるので、

ソフト側でトゥルーピークを管理したつもりでも再生環境によっては音が潰れて聴こえてしまう事があります。

ソフト側でISPを管理し、さらにある程度のマージンを取っておくとほぼどの環境でも潰れる事はなくはなります。

 

僕が悩むのはISPを管理してくれるモードで処理すると大幅に音が変わってしまう音源をどうするかと言う事です。

例えば次の音源の一番最初の音を聴いてみて下さい。

https://soundcloud.com/8uuh2mseebt9/cockoach-eater-medley-2016

こちらはダウンロードも出来ますのでダウンロードして聴き比べしてみて下さい。

こちらの音源はISPを処理せずリミッティングしたもので、SOUNDCLOUD上で聴くと明らかに音が潰れています。

ダウンロードしてDAW上で聴いていただくとわかると思うのですが、最初の数秒間の音が全然違います。

soundcloudに上げるならISP処理をすれば良いじゃないかと言う人も要るかも知れませんが、そうもいきません。(ですのでダウンロード出来る様に設定しています)

試しにダウンロードした音源を使ってISP処理のリミッティングしてみて下さい。それはそれはひどい音になってしまいます。

勿論リミッティング前の音源で試しても結果は同じで、ISP処理するとこちらが表現したいソリッドな耳の痛い音ではなくなってしまうのです。

もしISP処理ありきで音楽を作るとなると、このようなソリッドな音源を使う事が出来なくなります。

トゥルーピークは高い周波数が多く出ていると強く出やすいので、音楽の本質があまり変わらないのであれば、高域を処理しておくと良いです。

処理方法ですが音源にもよるので総てとは言いませんが、このような目的に於いては通常のEQでハイをカットするより、sonnoxのサプレッサーなどで処理した方が自然で、その後ISPリミッティングしても音質が変わりにくいです。

 

リンク先の最初の数秒のような、高域処理を全く受け付けないような音源も世の中にはあるのでISPの処理もなかなか難しいところではあります。

 

自分が全責任を負える音源(そしてそれは滅多に無い)であれば良いのですが、そうでないならばISPリミッティングは意識せざるを得ないなぁとは思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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Pro-Q2とEQuickの比較

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前回のエントリー「気付いたらいつも使ってるプラグインエフェクター2016」でも選んだFabFilterのPro-Q2、今やサードパーティのプラグインEQでは最も使われていると言っても過言では無いEQだと思います。

実際、かわいいしばいぬのアイコンで有名な?ゆにばすさんのブログ「SynthSonic」の記事

 

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今年もそろそろこの季節になりました。

といっても去年から始めただけですけどねw

 

去年のこの企画?はおかげさまでDTMブログ各方面に影響を及ぼしたようで、

様々な有名ブロガーさんが記事をお書きになられていました。

 

そもそもこの企画はブラックフライデーから年始まで絶え間なく続く容赦の無いセール禍をくぐり抜ける為、少しでも無駄にならないよう特にプラグイン初心者の参考になればと思い始めたものです。

 

 

うそです。

 

ブラックフライデーでHPが限りなく0に落ち込んだセール民をさらなる絶望に叩き落とす為に書いていますwww

 

 

ところで前回2015年度版http://ameblo.jp/music-h-jayer/entry-12105821099.html

の時にも書いた事ですが、個人的評価となるとどうしても質の方にフォーカスしがちになります。(少なくとも私はそうです)

気付いたらいつも使っている、となると負荷や安定度、汎用性、使い易さ、GUI周りの充実度(見た目だけでなくサイズの可変など)などがかなり重要視されます。

逆に価格やオーソライズの面倒くささ(←NEW!)などは「よく使うプラグイン」には関係ありません。

ですので今からあげるプラグインの価格を鑑みて購入するかどうか決めて下さい。

 

 

と言うか買いなされ(笑)

尚、実機やUADなどネイティヴでないものは省いております。と言っても「よく使うエフェクター」となるとそれらのものは数限られます。

 

 

では発表したいと思います。

 

EQ部門

 

Fab Filter 「Pro-Q2」

 

Pro-Q2

 

なんと言っても使い易い!直感的かつ速やかにイコライジングが出来る。

良く使う理由は兎にも角にもこれに尽きます。

音質の方もNatural Phaseにしておけば癖も少ないですし、少なくともトラックには問題ありません。

あとFETアナライザーもそんじょそこらのアナライザーよりも優秀です。

見やすい上に反応も良く頼りになります。

 

 

DMG Audio 「EQuilibrium」

 

 

 

こちらは「King of clinical EQ」とことん細かいところまで追い込める事、様々な用途にアジャスト出来る多様性。機能に関しては未だこのEQの域に達するものは見られません。音質に関しても未だにトップクラス。

私はマスターにほぼ必ず通す実機EQ「AD2077」の前段に挿して微調整を行うのですが、マスタリング目的のプラグインEQでは最もオススメ出来ます。

トラックでも勿論使えるのですが、使い易さに関してはPro-Q2の神加減には叶いません。と言うかQ2ヤバ過ぎw

 

Tokyo Dawn labs 「SLICKEQ GE」

 

 

こちらは今年に入って急激に使う頻度が増えました。目的としてはピアノなどアタックが速い音源の処理です。

6段階ある歪み機能、位相を変化させ低域を遅延させる機能、40kHzまで調整可能などが非常に「美味しい」です。

また他のClinicalなEQより柔らかな音で処理出来るのが良く使う理由です。

とにかくピアノの処理で最も頼りにしているEQがコレです。

 

 

以上がよく使うEQのメンツです。2015年度版に掲載していたbx_digitalですが、このEQに付属している便利機能(モノメイカーやステレオコントロール、ダイナミックEQ等)がその他の高性能プラグインにも付属する事が多くなり、相対的に使う頻度が減って行きました。

決して能力や使い易さ的に見限った訳ではないので、上に書いたサブ機能を持つプラグインを所持していない方には依然としてトップクラスのオススメEQです。

 

また、Acustica Audio「Amber2」ですが、これは殆ど使う事が無くなって行きました。

アナログモデリングのプラグインEQは個人的な話で申し訳ないのですが、やや見限ってきたところがあります。

前述したとおり、私はマスターEQとしてAD2077を挿すのですが、前段階でうまく調整出来るならわざわざアナログエミュのEQを使う事無いよね、と言う結論に到ったのです。

「そんなのは音源によりけりだろw」と言うどこからどう見ても尤も且つ無難な見解は百も承知の上での話です。私もそんなにバカでも無知でもありません。

誤解の無い様に言っておきますが、アナログエミュを見限った訳ではなくてアナログエミュのEQです。

これは優れたプラグインコンプ・サチュレーターの台頭と後述のプラグインの使いこなしが大きな転機となりました。

 

さて、話を引きずりながらも次の部門に行きたいと思います。

 

 

Compressor部門

 

Plugin Alliance Vertigo 「VSC-2」

 

 

未だに良く使いますね、これは。挙動がナチュラルでしかも程よく良い感じでサチュがかかる。一応バスコンプなんですが、トラックにバンバン挿します。ナチュラルなので、取り敢えず鞣す時のファーストチョイスです。

なので使っている数を数えるとかなりになります。

 

 

 

Slate digital 「Virtual Buss Compressors」

 

 

 

通称「VBC」3つの実機バスコンプのセットです。お得です(笑)

どれもよく使いますが、私が最も良く使うのはRED3です。かなり色付けが濃いコンプとなります。トランス臭がプンプン香るプラグインコンプです。

FG-GrayはSSLのG-Compのエミュですがまったり系が欲しい時はこちらシャキッとパンチーな音が欲しい時は実機、概ねバスには実機トラックにはFG-Grayを使う事が多いですね。

ただし。去年よりは使う頻度が随分減ってしまいました。それは後述。

 

 

おおむねほぼ必ず使うとなるとこのあたりなんですが、コンプはEQと違ってかなり様々使います。本来の目的よりも寧ろ「色付け」目的が大きい為です。

ですので、ほぼいつも使っているとなると上、特にVSC-2のみ、と言っても過言ではありません。

 

しかし今年後半突如現れたモンスターが状況を一変してしまいました。とにかく今まで使っていた色付け系のコンプを一掃するほどの勢いを見せております(当社比)

 

そのモンスターとは

 

Acustica Audio 「Coral」

 

 

 

 

 

こいつは「魔のオーソライズ」と言う強烈な通過儀礼を要する事で悪名高きAcustica Audioのプラグインです。

コンプ、EQ、プリ、フィルター、そしてそれらを統括したチャンネルストリップから成ります。どれも素晴らしいのですが、兎に角、コンプ!こいつが素晴らしい。

このCoralのおかげで年末大掃除の憂き目にあったコンプは数知れず。いやぁヤバい。

Acustica製品は今までも音は素晴らしい(UAD並)のに負荷重い、安定しない、通過儀礼がツラ過ぎと言う3重苦のベンダーでした。

今でも最後の通過儀礼は解決されておらず、ここの製品にはそこそこ耐性が出来ているハズの私も最近エラい目にあいました(笑)

「あんなの大した事ねえよ」と言う方々、これだけは言っておきます。それは今まであなたの運が良かっただけ(笑)何れ必ず厄災が起きますwww

何故こんな事を書くかと言うと、それぐらい素晴らしいプラグインだからです。

安直に購入して泣きをみないでほしい、それだけの覚悟を持って欲しいからです。

因みにTwitter界隈で呟くと必ず僕のフォロワーさんの誰かは助けてくれますwww

ただそれでも解決するかは分かりませんのでご容赦の程。

兎に角今までのAcustica製品とは思えない安定度、負荷の軽さ。

音に関しても好みの差こそあれ、UADと互角。高くてUAD買えないよ〜と言う人には大変な朗報です。移動の多い私にとっても超絶的に助かっております。

 

 

歪み系部門

 

無し。

 

 

申し訳ない(笑)これは使ってないと言う意味では勿論無くて、色んなものを使っていて「いつも使っている」ほどのものは無いと言う意味です。

一応良く使っているものを列挙していくと、VTM、VSM-3、SlickEQ (前述のEQ)、HotPhuzz、Ultramarine2(3では無く2)うーん、その他いっぱい使っているからまだまだ抜けてそう。プロジェクト単位で言うとSlickとVSM-3が互角くらいの頻度で使っているように思います。

 

 

 

Reverb部門

 

ValhallaDSP

「Vintage verb」「Valhalla Plate」「Valhalla Room」

 

ValhallaVintageVerbV1_0_0.png

 

 

これら3つはとりあえずバスで全部立てておきます。ですので、この3つで1セットと思って頂ければ宜しいかと存じます(笑)

概ねPlateとRoomで作っておいて、Vintage verbで補佐すると言う様な使い方が多いでしょうか。

本当は2CAudioの「B2」と「AEther」を使いまくれれば最高なのですが、負荷的な事もあってそうバンバン使えるものでもありません。

勿論他のリバーブも色々と使いますが、いつも使うと言う事で言えばこの3種の神器です。

 

 

 

リミッター部門

 

A.O.M. 「Invisible Limiter G2」

通称「G2」です。

 

Invisible Limiter G2

 

 

本業は勿論リミッター&マキシマイザーなのですが、いつも使う理由は他にあります。

それはアタックを逃がす目的に於いてのコンプとして、です。

ピアノのコンプレッサーと言うのは鬼門の一つでして、どうしても不自然になりがちなのですが、このG2をコンプとして使ってからと言うもの悩みが激減しました。

アタックやリリースのシェイプコントロールとソフトニー等がとんでもなく便利な上、音の傾向としても透明感が高いのでピアノとの相性がバッチリです。

もうひとつ、マスタリングに於いて、このアタックを逃がし且つマキシマイズ出来ると言う特質のおかげで、AD2077の「輪郭を浮き出させる」と言うピアノ主体のトラックに於いてはネガティヴな要素が素晴らしい特質に換える事が出来た事が最高に気に入っています。

この「コンプ」とAD2077のおかげで山ほど持っている殆どのアナログエミュ系EQがお蔵入りになったのでした。

因みにマキシマイザーとしても最高級ですよ。ガッツを出すとかそう言う目的ではありませんが、天上の高い透明感のあるリミッティングには最適です。

 

 

 

 

 

概ねそんなところですが、クリティカルなプラグインと言うと勿論他に沢山あります。

あまり使う事は無いけれども、他では代えが利かない、または他の類似プラグインの追随を許さないと言うようなものです。

 

それらを含めて年末か年始あたりに2016年度の個人的なお気に入りプラグインランキングを掲載したいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

UVI社製Falcon純正のシンセサイザーオシレーターのみを使用して制作したエレク トリックピアノ音源であるElectric Dyno mk.Vを試してみました。

http://www.aurorasample.com/electric-dyno-2

 

 

 

 

 

 

この音源は新世代サンプラーFalconに読み込むタイプの音源です。

価格は6ドルとお手軽に購入出来るサンプル音源です。

 

操作性に関してですが、使い方で迷う事はまずありえません。シンプルそのものです。まぁFalcon自体がかなり複雑なのですが(笑)

プリセットは8つあります。最近の大容量サンプル音源を使っていると少ないと思うかもしれませんが、個人的には多すぎるのも困りものだと思っています。

自信のあるプリセットだけに絞ってくれ、あとは俺が調整するから!派の私的にはこれぐらいでも全然アリです。

 

音質に関してですが、スッキリした傾向です。爽やか、清らか、そんな音です。

空気感や臨場感のようなものはあまり感じません。

なので、音数が多い曲に使ってみると非常に使い易かったです。とても馴染みやすいです。

空気感がある音源、リアルな音源と言うのは評価が高くなりがちですが、なんでもかんでも良いと言うわけではありません。

空気感のある音源は単品で聴くと圧倒されますが、実際のところ音数が多い曲だと使いどころが難しかったりします。言い方を変えるならアレンジやミックスが大変難しくなります。

electric-dyno-2はそのような音源の対極にあると感じました。

 

逆に音数が少ないバラード系だとやや物足らず、サチュを通したりアウトボード通したり工夫してみましたが、そんな事をするくらいなら別の音源を使った方が良いと思います。

 

概ね気に入っており、音数が多い時にほんのりと足すなどの使い方で重宝しそうなのですが、出来れば改善して欲しい点もあります。

それはAUTO PANとPHASERです。

これらはBPMと動機しておりまた深さや速度を変える事が出来ません。

特にAuto Panの速度および強度を操作出来ないのはかなり気になりました。

私の場合別途Cyclic Panner(A.O.M. 69ドル)を使ってパンニングする事が多いですね。

このCyclic Panner、DAWの付属PANに不満を持っている人はとりあえず買っておけ!的プラグインですよ。

 

因みに8つあるプリセットのうち私が良く使うのは「DI」と言うプリセットで、

これはクリアで、残響もほぼ無いスタンダートな音色です。

これに前述のCyclic PannerをかけたりMFM2(u-he 79ドル)で調整します。MFM2は基本ディレイですが、「調整」と言うにふさわしいモンスタープラグインです。みみにっき的五つ星プラグインですが、なかなかに手強いですwww

 

かなりお手軽なお値段&仕様ですので、Falconを持っている人はとりあえず買っておいて損は無いと思いますよ。