Gluck音楽祭 グラスハープの作品 | 小野貴子の音楽日和

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ドイツを中心に活動するプロピアニスト・作曲家の小野貴子が日本とドイツの生活を綴ります。

今こちらは世界最古のオペラ”オルフェオとエウリディーチェ”

の作曲をしたGluckの音楽祭が行われています。

彼はグラスハープを好んだそうでをあの時代に

もうガラスで音程をつける技術があったのかと

驚かされます。

 

そういったいきさつで今年はグラスハープデュオを

ゲストに招き、彼の作品をアレンジ、又は

ひとフレーズをもとに新しい作品を展開させる

試みのコンサートに1曲書かせてもらう

事になっており、昨日がコンサートでした。

 

現代のグラスハープとはこんな感じ!

内側に水を入れて音程を調節する時代は終わったそうです。

はっきりとした音でとても綺麗でした。

世界でグラスハープ奏者は2グループくらいしか存在しないそうで

昨日演奏に来てくれた彼らはその名もグラスハープデュオ。

第一人者だそうです。なんとポーランドからこのグラスを

全部飛行機で運んできたそうです!

 

私はGluckのメヌエットからひとフレーズ取り上げて

グラスハープ、ハープ、ビブラフォン、

チェロ、フルート、パーカッションの編成で書き、

クリスタルメヌエットと名付けてみました。

私は演奏に参加せず今回は作曲家としての参加でしたが

とても良い演奏者たちで素敵なコンサートになりました。

 

音楽祭のパンフレットはこちら。