ウェイトトレーニング | 石川雄蔵(テノール歌手)の呼吸&姿勢研究【SokuRyoku lab(息力研究所)】

石川雄蔵(テノール歌手)の呼吸&姿勢研究【SokuRyoku lab(息力研究所)】

呼吸を減らすとパフォーマンスは向上する。
減息メソッド。
姿勢と呼吸と生きること。

ウェイトトレーニングが是か非か?

 

そもそもウェイトトレーニングとは…

筋力トレーニングの1種目。バーベル、ダンベル、マシンまたは自重などを使い筋肉に負荷をかけ体を鍛えるトレーニング。主に筋力の増大、またはそれに伴う筋肉の増量などを目的とするトレーニングの総称。

Wikipediaより

「これがウェイトトレーニングで、、、これはウェイトトレーニングじゃない」という括りはし難い部分があります。

「それよりも何のためのトレーニングなのか?」ということが最も大事かと思います。

ほとんどの人がトレーニングのためのトレーニングになってしまっているような気がしますね。

「トレーニングで鍛えることが目的」になってしまってパフォーマンスに繋がらなくなってしまった状態。

 

パフォーマンス、スポーツによって使う筋肉はもちろん違いますよね。

「それは使える身体かどうか?」というところに要点を置かないと身体を壊すリスクはとても高くなると思います。

 

 

 

  トレーニングのためのトレーニング

トレーニングをやり続けているとほとんどの場合がトレーニングに慣れていきます。

実はそれが落とし穴なんです。

 

慣れてしまったらその時点でトレーニングのためのトレーニングになってしまいます。

それ以上トレーニングをやるのは「思い込み」や「強迫観念」以外何物でもありません。

なのでトレーナーによっては常に新しいトレーニングを使って身体が飽きないようにしています。

 

「飽きない」というのは「身体全身」を使っていることです。

多くの現代のウェイトトレーニングは局所的なんですね。

 

腕立て伏せをしながら「膝を強くしよう!」と思う人はなかなかいませんねwww

 

局所運動もたまにやるのはスッキリするかもしれません。

しかし局所運動が本当の意味でパフォーマンスや日常生活に繋がるかと言ったらなかなか難しいんです。

 

ほとんどの動きが全身のバランスの賜物ですからね。

局所運動はバランスを見ていないので身体を壊しやすくなります。

体が大きくなること=パフォーマンスが上がる

と思っている方が多いです。

 

実際、ボディビルダーは風邪をひきやすいらしいです。

そして過剰な筋トレは鬱を引き起こすリスクが高くなるらしい…

 

身体の中のバランスを無視している可能性が高いとも言えます。

 

 

 

インナーマッスルとアウターマッスル 

 

インナーマッスルとアウターマッスル。

別の言葉で言うと深層筋と表層筋です。

 

「インナーマッスルを鍛える!」とかよく言いますがそもそもがそんなことが可能なのか?と個人的には疑問に思うのです。

インナーマッスルもアウターマッスルも区別して動かせるのであれば別々に鍛えることは可能かもしれません。

でもそんな人間いませんよね…?www

 

筋肉の分類はあくまで解剖学的な話であり「お気持ち」の話。

知識として知っておくのは楽しいかもしれませんがこれもまたトレーニングのためのトレーニング。

知らなくても動ける人は動けますからね。。。

 

それよりも大事なのは全身の繋がりであり筋肉よりも大事な靭帯の繋がりなんだと思います。

 

 

 

  引き締まるトレーニング

飽きないと思うトレーニング、楽しいと思うトレーニング…

実は最初の段階で身は引き締まっています。

 

これが全身のトレーニングに繋がるわけです。

慣用句で

・身が引き締まる

・縮みあがる

などの言葉がありますがこれは身体運動に直結しています。

筋肉が収縮していることを表しています。

 

更に言うのであれば慣用句では「骨」に関しての感覚を表したものが多いですね。

・骨身にこたえる

・骨を折る

・骨を休める

・筋骨隆々

 

深層筋(インナーマッスル)よりも中にあるのが骨です。

骨まで意識して動かせることはとても大事です。

骨には靭帯や腱が付いていますから筋肉なんかよりもそもそもが強いものです。

YOGA&LIFE Culture.「呼吸の見えるYOGA®️」からの画像引用

 

この引き締まっていない状態は惰性的な運動になり怪我へと通じます。

そして何より実践的ではありません。

実践的でなければこのような鍛え方でも否定はしません。。。

ただメンタルを含め色々と身体を壊しやすくなります。

 

 

 

 

  相撲とウエイトトレーニング

 

相撲は昔から日本で行われていた競技の一つです。

なので相撲、力士を見ているとトレーニングの歴史が分かると思います。

色々な情報をまとめてみます。

 

当方が知っている範囲では、

白鵬は後援会の方針もあってウェイトは半ば禁止の状態でした。

ただ5年前のスポーツ紙で取りあげられていましたが、

遠藤GYMで遊び半分でやったベンチで150kgを挙げています。

まったくウェイトをやっていない状況としてはまあまあの数字だったと思います。
今年になって本格的にウェイトトレーニングを取り入れています。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1194040816からの引用

遠藤GYMは錦糸町にあるジムだそうです。因みに上記の「今年」というのは恐らく2012年です。

 

平成の時代からはウェイトトレーニング設備を備えた部屋も多い。昭和時代までは器具で作った筋肉は相撲では役に立たないと敬遠される傾向があった(隆の里や霧島など昭和世代の力士にもウェイトトレーニングを取り入れた例はあった)が、平成に入って貴乃花や武双山らの成功もあって、力士が他のトレーニングジムへ通う煩を避けるためもあり、こうした傾向が進んでいる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E6%92%B2%E9%83%A8%E5%B1%8Bからの引用

 

 

相撲の世界では、硬い柱に全力で突っ張りを繰り返す「鉄砲」と、四股を踏むのが鍛錬の基本になります。筋トレは横綱千代の富士によって導入されるようになったものです。

しかも、千代の富士が目的としていた筋トレの効果は上半身を鍛えることではありませんでした。脱臼しやすい肩を守るためのものだったのです。千代の富士は筋トレ後、何時間も筋肉をほぐすためのマッサージを受けていました。

このように、やわらかい筋肉でスポーツパフォーマンスの向上を目指すとき、筋トレは逆効果となる場合があります。実際、力士に必要なしなやかな筋肉は、鉄砲だけで得られるといわれているのです。

https://deepmuscle.info/topics/10592/からの引用

 

 

私は、四股・鉄砲に代表される相撲の稽古の重要性より筋トレが相撲界を凌駕したことと師弟関係の崩壊は密接な関係があると感じている。

親方は、四股など日本の身体文化に基づく鍛錬を教えてこそ師匠であり、相撲本来の心技体の境地に力士を導ける。ところが、それを筋トレの価値が上回ったならば、親方の存在感など無に等しい。精神論を唱えるだけの面倒な存在でしかないだろう。こう書くと、私の方が古くさい非科学的稽古の信奉者と誤解を受けそうだが、それは違う。日本人は今や欧米の筋力思考を盲信し、「力が強い者が勝つ」と思い込まされているが、本当にそうだろうか?

 

「硬い筋肉ではケガをしやすくなる」
「ジムでの筋トレでも確かに下半身は鍛えられます。しかし、それは相撲に必要なものではなく、ただ単に筋力を付けるもの。相撲に必要なのは、柔軟性のある下半身です。四股は相撲独特のもので、重心を移しながら四股をしっかり踏むことで柔らかな下半身を作り上げ、体幹を鍛えることもできる。いくら筋トレで鍛えても硬い筋肉ではケガをしやすくなる。若い力士は相撲の基本である四股をもっと踏むべき」
過去の大横綱は四股を踏むことの重要性を心得ており、稽古のほとんどを四股に費やしていた横綱もいたという。平成の大横綱、貴乃花は晩年、稽古場では番数を減らす一方で入念な準備運動から、ゆっくり時間をかけて四股を繰り返すことで柔軟な下半身を維持してきた。

 

 

だが、最近は四股をウオーミングアップ程度にしか考えない力士が多くなってきたように感じる。単純だが、きつくて地味な稽古だから、どの力士もやりたがらない。やっても一回一回の四股に力強さや重さがないし、ちょっとやったら休んでと、続けてやらない。自分が若いときは、1日500回、関取になってからも300回はちゃんとした四股を踏んでいた。昔の部屋は常に誰かが四股を踏んで、テッポウをやっている音が必ず聞こえてきたものだが、今の稽古場は静かなもの。だから下半身に粘りがなくなって、けがもするのだろう。筋力トレーニングをすることが悪いわけではない。ただ、四股とか相撲の基礎をちゃんとやらないで、トレーニングだけやっても相撲は勝てないし、けがもする。

 

今は従来の「型稽古」をする力士が少なくなってしまったようです。

欧米での効率を求めたトレーニングが増えました。

これが怪我が増えてしまった要因のなんだと思います。

 

なぜなら身体は効率なんて求めていないからです。

(頭や意識で求めているだけですね。)

 

身体全体は思っているよりも優秀なのですが、局所だけでみると案外脆いものです。

バランスを無視したトレーニングは怪我を生み、何より実践の楽しさを奪っていきます。

 

昔からの型稽古。

続いていた理由が本当はあるんです。

因みに型稽古である四股の踏み方でさえ100年前とは違っています。

 

変わってしまった、というべきでしょう。

変わっては駄目のものも本当はあるんですが…

まぁ、仕方がないですね。

 

 

昔のトレーニング

では昔はダンベルやバーベルのようなトレーニングがなかったかと言えばそういう訳ではありません。

 

昔は今のようなバーベルやダンベルの代わりに「力石(ちからいし)」がありました。

 

力石(ちからいし)は、力試しに用いられる大きな石である。日本では鍛錬や娯楽として、江戸時代から明治時代まで力石を用いた力試しが盛んに行われた。磐持石 / 盤持石 / 晩持石(ばんもちいし)、力試し石(ちからだめしいし)など地方によって様々に呼ばれた。また、伝説的な人物が投げたと言い伝えられる力石も各地にある。

Wikipediaより

無銘の力石。手前100kg、左50kg、右45kg (さいたま市、2006年8月)

Wikipediaからの画像

 

 

 

 

石って不安定なんですよね。

密度が場所によって違うのでバーベルとは違います。

 

不安定なものを使うと身体は安定させようと働きます。

不安定こそ安定への近道なんです。

 

辛いことは身体にとってはあまり良いこととは言えません。

自分のバランスを大事にトレーニングしましょう!

 

 

 

減息トレーニング
約45分 7,000円(税込)

簡単な動きですが大変なトレーニングです。
スポーツや演奏、パフォーマンスを上げたい方等の明確な目標がある方におススメです。


減息メンテナンス
約30分 5,000円(税込)

主に思い込みを直したり軽い運動をするメンテナンス。
日常でできる息遣いや姿勢の調整法を教えます。


西武池袋線「大泉学園駅」より徒歩5分ニコニコ

出張も行っております。(別途交通費、場所代)

 

 

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