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元気な障害者のタケヒトです
障害の話も時々交えながら、元気な日々の毎日を豊かにする、
多種多彩な話を紹介していきます
しばしの間お付き合いください
高２にもなるとそろそろ彼女が欲しくなってきます。
恋愛遍歴で出てきたM・カヨちゃんが好きなのは事実ですが、成就しないとわかると
形だけでも彼女を作っておきたいという訳の分からない気持ちになります。
そんなとき友達の杉山君から女の子紹介したいという話を聞き
話に乗ります。
紹介されたのは隣駅近くにある商業高校の同年の女の子。
ジョウリンさんです。
特に気に入ったわけではないのですが、彼女がいるという状態を
作りたかったので、付き合うことにしました。
初デートは家に招いてたわいもない話を一時間程して帰らせました。
ところがある日M・カヨちゃんから会いたいという話を聞きました。
彼女がいるのですが気持ちはカヨちゃん一択です。
黙っていればいいかという事で会うことにします。
場所はなんでそうなったのか忘れましたが慎吾君宅にお邪魔する
ことになりました。
久々のカヨちゃんとのデートで僕は舞い上がっていました。
他愛もない話をしただけですが楽しかったです。
ところがこの話楽しいだけでは終わりませんでした。
慎吾君宅は阿久比駅で降りて歩くのですが、高架駅の為電車の窓から
駅前の様子が一望できるのです。
そうです。
ジョウリンさんに仲睦まじく歩く僕とカヨちゃんの姿が
目撃されていたのです。
ジョウリンさんは「侮辱だわ」と叫んで泣いたそうです。
僕の本音はというとひどい男だと思われるかもしれませんが、彼女の肩書
などまたいくらでも作れるからいいや。
カヨに気に入られれば。
と思っていました。
ところがどこからかカヨちゃんの耳に僕に彼女がいたことと浮気で別れたこと
が入りました。
カヨちゃんは自分のせいでジョウリンさんを悲しませたことをひどく気に病んで
もう僕とは二度と会わないと言い出しました。
彼女にフラれるよりこちらの方がショックでした。
しかもジョウリンさんの友達はヤンキー女子集団なので駅で会うたびに
女子集団に睨まれます。
「ふざけんなよ」なんて声も聞こえます。
たまりかねた僕は何かしなきゃと思い頭を坊主にする事を考えます。
小学校以来の坊主です。
抵抗がありましたがいざしてみると効果てきめん。
今までにらみを利かせていた女子集団が一気に黙りました。
そりゃそうでしょう。
今までリーゼントでカッコつけてたのにいきなり坊主ですから
。
「なになに？どうしたの？」恨みが心配に変わりました。
してやったり！
ちょっと嬉しかったです。
髪はまた伸びる。
そんなことより髪の毛も含めてすべてを失いました。
二兎を追う物は一兎をも得ず。
こういうことをを言うのでしょうか。
タケヒト１７歳 高校初の彼女に浮気でフラれる。
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