関東大震災直後の朝鮮人虐殺を認めたがらない小池都知事にー大岡昇平の日記から | あずき年代記

あずき年代記

ブログの恥はかき捨てかな…

小池百合子都知事は、関東大震災直後に虐殺された朝鮮人たちへ追悼のことばすら送ろうとしない。


近年では捏造だと言い張る輩も出てきた。

そういう題名の本さえ、書店に置かれている。


が、それこそ近代史の悪質な改竄ではないか。


谷崎潤一郎「細雪」、北杜夫「楡家の人びと」にはこの負の歴史が取り上げられている。


所詮、フィクションだろ…と似非右翼は嗤うのか?


が、大岡昇平は、1982年9月1日の日記で以下のように記している。


「今日は1923年の関東大震災の日にて、われらその時東京にいた者には忘れられぬ日なり。災害は無論なるも、関東一帯にて在日朝鮮人七千ー二万殺せし日々にして、当時中学三年生十四歳なりし筆者の、大人つまり人間に信頼を失いし日なり。ほかに平沢計七ら『主義者』十名、大杉栄、伊藤野枝と、たまたま来合わせし子供一人を、憲兵惨殺す。

 ところがこの事実が中学教科書に載っていないこと、高校教科書問題をきっかけに判明。(中略)『不逞鮮人』なる語、少年の耳に入るようになっていたが、当局震災時に『暴動』おそれて流言流したること滅茶苦茶なり。」(「成城だより」より)


こうかくと今度はまた虐殺の人数がちがうと反論してくる浅知恵者が出てくるのだが、虐殺は虐殺、人数の多寡が問題なのではない。


谷崎潤一郎・北杜夫・大岡昇平は左翼ではない。

北さんなど、どちらかといえば右翼である。


NHKは、


吉高由里子さん=伊藤野枝

瑛太さん=大杉栄


をドラマ化し、映画館でも上映した。


俳優たちのほうが一般人たちより勉強しているとおもう。