喜劇人たちは有言実行。20年まえのことばを継続している伊東四朗さんたち。 | あずき年代記

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ブログの恥はかき捨てかな…

歳も歳とて、終活めいたことはしている。


書籍の整理がそれに当たる。

でも、永久保存版もある。


2004年、雑誌「東京人」が特集した「東京 笑いの系譜」がそうだ。


いま新橋演舞場に立っている伊東四朗・三宅裕司・ラサール石井さんのことばを以下に引用する。


伊東四朗さん


「人情喜劇みたいなものよりは、どちらかというと、乾いていて、弾けているほうが好き。いつも三谷君(注・三谷幸喜さん)とやる時は、そういうふうにしようなと言ってるんですよ」


三宅裕司さん


「日本の喜劇人で最初に熱狂したのはクレージーキャッツです。日劇にクレージーキャッツ・ショーを観に行ったのですが、衝撃的でした。まず、テレビに出ている人が目の前にいる衝撃と、すごかったのはお客さんの熱気。笑いができて楽器も弾けるというのが、かっこよかったです。」


ラサール石井さん


「芝居をよくわかっている役者はコメディがうまいし、コメディがわかっていない人は、結局、芝居もわかっていない」


東京の笑いは、じつは東海エリア・東北・北海道出身のひとたちによって支えられている部分が大きい。


今回の熱海五郎一座では…


春風亭昇太さん=静岡県出身

松下由樹さん=愛知県(名古屋)出身

小倉久寛さん=三重県出身


だから戸田恵子さんなども「東京の喜劇人」にカテゴライズしてよい。


この「東京人」では、SMAPが東京の笑いの継承者として期待されている。


…あと10年くらいしたら、かれらが新橋演舞場で揃い踏みすることがないでもないと夢想している…