今朝も能登で地震が起きた。
復興の端緒がまだ見えていないのに…
それでも万博とカジノを優先させる日本政府。
都知事は築地を三井に横流し、外苑の森に対しては無関心、満員電車ゼロはどうなった?
本気で東京の満員電車ゼロを実現する気なら戦時中の強制疎開じみた追いたてか、会社員ほぼ全員強制リモートしかないだろう。とても本気で掲げた公約とおもわれない。花粉症ゼロにいたっては都民を莫迦にしているのかと冷めきった気持になる。
消去法で、当方、蓮舫氏に投票する。
二重国籍をネトウヨは突いてくるが、法に触れることではない。まさか都知事は純粋日本人ーそもそも長い歴史のスパンで考えて、そんなひといるのかね?ーにかぎるなんてダイバーシティーとやらに反すること言わないよね?政治家ではないけれども、王貞治さん、張本勲さん、大鵬さん、ダルビッシュさんらは純粋日本人ではない。
リアル書店の消滅危機を肌身で感じるのは、吉祥寺の書店までよく歩いてゆくからである。
まず、吉祥寺アトレ内はあちこち改装中で、西館のブックファーストが消えている。改装後にも店舗が置かれるかどうか判然としない。
商業施設コピス内のジュンク堂は、大幅に模様替え。
フロアが通路でキディランドと繋がっている動線(導線)を意識してか、またもともとファミリー層が多いビルなので、児童書と学習参考書および図鑑のコーナーを拡充した。活字に触れるのは、もはや子どもとその親だけだからだろう。岩波文庫・中公文庫・光文社古典新訳文庫は通路の狭い奥側に配置転換されている。働かないおじさんみたい。
中型書店、ブックス・ルーエは、平積みにリアル書店の存続危機を訴える本が複数並び分けられ、蛸が自ら脚を喰うというのか、この書店自体が私小説化している。
こうした書店の衰亡、図書館の窮境も、やはり新自由主義の質の悪い副作用であり、それを推進する現都知事を支持する気にはなれない。
朝ドラに、沢村一樹さん登場。
C調でいかがわしく、むかしの植木等さんの役どころ。
植木等さんと渥美清さんは消えたが、それぞれが扮したキャラクターはバリエーションを加えて生き延びてゆくのだろう。
ヒロインがふたたび法曹界に戻った昭和22年、前ドラで趣里さんが演じた笠置シヅ子さんはブレイク前後であり、そういうふうに観ると戦後史が鳥瞰的に見えてくる。
婦人参政権もまた日本人がみずからの手で勝ち取ったものではない。柄谷行人さんの交換方式理論に依れば、アメリカが空襲・占領と同時に民主主義的政策を互酬したのである。
昭和22年(1947年)まではGHQ内もまだかろうじて左派が右派を抑えていた。
カントの「永遠平和のために」の精神が息づいていた。
昭和24年、下山・三鷹・松川の国鉄三大事件が起きたときの対日戦略は変わっており、翌昭和25年に朝鮮戦争が勃発した。
韓国仁川に原爆投下をホワイトハウスに進言したマッカーサーは結局トルーマン大統領に斥けられ、日本を去る。
今週わたしは新橋演舞場で、伊東四朗さん、三宅裕司さんの芝居を観る。
軽演劇よ、永久に!