政治無信。証人喚問してもおなじ。そして経済界のマッカーサー。 | あずき年代記

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ブログの恥はかき捨てかな…

政倫審における世耕某。


「記憶にありません」


の、一本槍。


野党は証人喚問を要求するが、どうせ、無駄骨。


というのも、48年まえ、


「記憶がありません」


一辺倒で野党議員を煙に巻いた政商・小佐野賢治が呼ばれた場が、証人喚問だからである。


森友学園のときでも、証人喚問の無効さは証明済みだろう。


結局、健忘症で浅慮、視野が狭く、知識不足の有権者たちが自民党を勝たせることが大罪なのである。グロテスクな、無意識過剰のブーメラン。


いまどき、いや、いまの季節というべきか、革命を夢想するひとは殆どいないだろう。


だとすれば、政治を正す場は選挙しかないのだ。

いふもをろかなり…


昭和の御代に、消費税は存在していない。


3%、5%、8%、10%と血税が締めあがってゆくうちに、納税者たちは税金の使われかたに厳しくなってきた。


この点での意識は、昭和より改善されてきたと映る。


ジョン・ダワーの「敗北を抱きしめて」によれば、財務省その他の官庁の権限を強めたのは経済界のマッカーサーといわれたジョゼフ・ドッジだという。


ドッジは敗戦後の悪性インフレを退治するために来日した。


当時、対ドルの為替レートは、1ドル60円ー600円のあいだを極端に行ったり来たりしていたという。


これでは経済は安定しない。


それで1ドル360円という固定相場制(1949年4月から実施。朝鮮戦争の前年度)にし、これが22年つづいたのである。


さらにドッジは、大企業と官庁の繋がりを強める策を取った。


この本来ならば、暫定措置が、半永久化していることがまた悪しき対日占領政策の忌忌しい名残りなのである。


3世、4世の世襲議員どもは増税なんざ痛くも痒くもない。


税金のピンはねるのが家業だからね。