ちょっとご報告が遅れてしまったのですが
先週の初め頃
ちょっと小さなダンボール箱が滋賀県から届きました。
突然のお届け物で、「???」のスタッフたち…。
なかには
すごい数のオオクワガタ~!!!
滋賀県の川村さんから
とっても大きなオオクワガタのお届け物でした
川村さんも大阪の元木さんと同じく
「子どもたちに喜んでもらえれば…」とだけ言っておりました。
あんなに大きなオオクワガタを無償で…惜しみなく送ってくれる…。
オオクワガタのブリーダーの方は
いい人が多いのかもしれませんね…。
しかも川村さんも元木さんも
一度だけではなく
何度もご支援してくださっているのがすごい。
子どもたちに喜んでもらえるようにしたいですね!
さて、もう一つご報告です。
昨年度の企画展や体験プログラムで
大変お世話になっている企業
株式会社朝日ラバーの研究者の方とお話ししたときに
「シリコンを使って、昆虫の標本を作ることできませんか?」
と質問したところ
「やってみますよ!」と言っていただいていたのです。
そして、その試作を
ムシテックに持ってきてくれたのです!
始めは材料の選定や配合で失敗を繰り返したそうですが
色々と試行錯誤していくうちに…
どんどんと精度も良くなっていきました。
このヘラクレスオオカブトの封入標本はかなりきれい!!
でも…
角のところからシリコンが出てきてしまったようで
なかなかうまくはいかなかったようです。
そして、先日
「今度の試作はけっこういい感じでできたと思いますよ!」
と言って持ってきてくれたのがこちらです
すごい出来栄え!!
透明感もバッチリ!
横からも浮いてみえるくらい素晴らしい!
こちらのニジイロクワガタもきれいに見えますし
ウラからもはっきりと見ることができて
子どもたちが観察するには
とても使いやすい標本なのです。
シリコンによる封入標本のメリットは
標本をどの角度からでも観察することができることと
子どもたちが間違って落下させてしまっても
壊れることがないというのがすごいのです。
まだまだ試作段階とのことですので
これからはきちんと形を整えた昆虫の標本や
セミの幼虫やヤゴの抜け殻も
標本にしてもらいたいと考えております。
ふとお話ししたことを
具現化してしまう
株式会社朝日ラバーの研究者の方々と
その企業の技術力の高さは
本当に凄いと思いますね!