5月に入ってから身近な生き物コーナーが
活気づいてきました。
エントランスにある小さなコーナー。
ここにはツマグロヒョウモンのサナギがいるのですが
あ!?何やら事件のにおいが…!!
と思ったら、ケースの中では
ツマグロヒョウモンが羽化して成虫になっていました。
血のようなものはサナギから成虫になるときに出すもので
羽化するときに不要なものを出すためでした。
ある日の午前中、植物が届きました。
何の木だろう?と思って見てみると
これはエノキの苗木みたいですね。
苗木も生き物コーナーで必要な物だったのです。
あるチョウの幼虫が食べる葉っぱが
このエノキだったからなのです。
小さなオオムラサキの幼虫。
まだ色が樹皮のような色をしています。
そして大きくなると緑色になるのです。
オオムラサキの幼虫はエノキの葉を食べて大きくなりますが
葉っぱがまだ出ていない時期には
樹皮の色になっていて見つかりにくくなっています。
そして、葉っぱが出てきてその葉を食べて大きくなると
幼虫の色も緑色になっていくのです。
生き延びるために擬態している
オオムラサキの幼虫、すごいですね~。
オオムラサキの成虫は
なかなか遭遇することがないチョウです。
とてもきれいなチョウですので
ぜひ見ていただきたいですね!