珪石からつくるガラス | ムシテックのブログ

ムシテックのブログ

ムシテックワールドでの出来事を日々更新していきます。
今日も見ていただきありがとうございます!!

インスタグラムも始まりました!!そちらもフォローよろしくお願いいたします。
フォロワー1万人!!を目指したい…。

当館(福島県須賀川市)から南へ10km ほどの

ところに石川町があります。

石川町は日本三大ペグマタイト(巨晶かこう岩)

産地の一つで、昭和40年代のころまで多くの

ペグマタイト鉱山があり、珪石(石英)や長石を

採掘していました。

 

これ(下)が、珪石(石英)です。

珪石はガラスの原材料であり、長石は焼き物の釉薬に

なります。

 

 

今月の28日(火)と29日(水)に実施した

『色ガラスつくり』を紹介します。

 

乳鉢をつかって、石英の主成分である二酸化ケイ素に

酸化鉛とホウ酸ナトリウムを混ぜます。

 

ゴリゴリと混ぜます。

 

よく混ざったら、ルツボに移します。

 

その後、いよいよ加熱してガラスをつくるのですが、

安全に実験ができるように、具体的な操作方法の

説明をしっかり聞きます。

 

ガラスの材料を入れたルツボを、マッフルに入れます。

 

マッフルの蓋をします。

 

そして、ガスバーナーで加熱します。

 

マッフルの下が真っ赤です。

 

5分ほど加熱すると、ルツボの中ではガラスの材料が

真っ赤に融けます。

 

その融けたガラスの材料を、金属皿にのせて

ゆっくりと冷却します。

 

15分ほど冷却したら、手で触れる温度になります。

 

色つきのガラスができました。

好みの色になるように、金属塩も混ぜていたのです。

 

鉱物(石英)からガラスができるようすを目の前で

見ることができる実験です。

興味をもったみなさん、次回の『色ガラスつくり』に

是非どうぞ(日程は未定です)。