寒波が来る?来ている?らしいので
体調管理に気を付けないといけませんね。
…と言っている私ですが
ちょっと体調を崩して辛い思いをしている
今日この頃です…。
さて、本日のブログは
先週の金曜日に来館した白方小学校1年生の
実験プログラムを紹介したいと思います。
2階にあるなぜなぜルーム。
子どもたちはまったく気づかずに入室していきましたが
こちらのテーブルにオレンジのコップが…。
さらに荷物をおく棚の上にもオレンジ色のコップ。
このコップ、あとで実験で使います。
この教室でおこなわれたのが「放射線を調べよう」という
学校用の実験プログラムです。
お!校外学習のしおりまで作ってきてくれていました。
「どうして、放射線の勉強をするようになったと思う~?」
そんな質問に「?」な子どもたち。
この学習が始まるきっかけとなったのは
約12年前に起こった東日本大震災。
今の小学6年生が生まれた頃ですから
小学1年生のみんなは生まれる前ですね。
どんどん風化していってしまうのかもしれません。
この実験で役に立つ道具は
こちらの放射線を測定してくれる「はかるくん」です。
はかるくんのまわりにある放射線の量を調べてくれます。
1年生の子どもたちはまだ少数点を習っていませんので
数字を見るのではなく、ブザーの音で
放射線の量を考えてもらうという方法をとっています。
ここで、自然放射線ではなく
人工的に作られた放射線が多く出ているものを使い
はかるくんから出る放射線の量の違いを
音で調べてもらいました。
そして、ここで最初に紹介したオレンジ色のコップ。
この中に隠されている放射線をたくさん出すものを
当ててもらうゲーム形式の実験だったのです。
スタートしてすぐにオレンジのコップを見つけて
音に変化があるか調べる子どもたち
この日は晴れていて暖かかったので
2階にあるデッキも使って大掛かりの実験になりました。
子どもたちはデッキを西へ走ります!
(写真撮影の私はゆっくりで間に合いませんでした)
次に、東へ走ります!
「あ、これじゃな~い!」など
子どもたちは楽しそうにコップを探していました。
子どもたちがどれが放射線を出すか調べてきたので
あとは答え合わせ。
「●番のコップでした~!」
当たった子どもたちは大喜びです
お話しもしっかりと聞いて
元気な子どもたちに私たちが元気をもらえた気分です。
最後におまけ実験「霧箱実験」を見てもらいました。
放射線は目に見えませんが、放射線が通過した後に
飛行機雲のような霧状のものが見えるのです。
天井の網の反射がすごくてわかりにくいですが
霧箱の中に霧状のものがたくさんあるのわかりますか?
そして、放射線が私たちの生活で
役に立っていることも紹介しました。
白方小学校の子どもたちは
この実験のほかに
展示見学や工作プログラム「スライム」
サイエンスショーなどを楽しんでお帰りになりました。
まだ学校では理科を習っていない子どもたちですが
1年生くらいのころから興味をもって
体験しているところを見ると
どんどん理科への興味関心が高まると思いますね。