9月中旬のことです。
空を見ると、なんとなく秋を感じるようになってきました。
朝や夕方は涼しくなって、おさんぽも気持ちがいいです。
…と思っているとイチジクみたいなものが落ちていました。
(今の子どもたちはイチジク知っているかな~?)
この実を落としたのは、この樹木
この樹木の名前は、トチノキ。
お隣の栃木県の「県木」として有名です。
実はこのようについているのですね~。
葉っぱもかなり大きめです。
大きさは卓球ボールとテニスボールの間という感じ。
中にはこのような大きな実が入っていました。
これをトチノミ(栃の実)といいます。
食べることができ、縄文時代から食べられているそうです。
ただあく抜きをしなくてはいけないので
栗のように一般的には食べていないかもしれません。
大きい実なので、食べ応えはありそうですけどね。
ところ変わって、エントランスホール。
ここで展示しているカニさんが…
1、2、3、4?、5!?
3匹しかいないはずなのに、5匹いる??
ん?この2匹がちょっと変です…。動きません。
ちょっと取り出してみましょう!
じつはこのカニさんは、脱皮したぬけがらだったのです。
どのように脱皮するかというと
このように背中がパカッ!とあいて
まるで服を脱ぐようにして脱皮するみたいです。
カニは体が硬いため、脱皮して柔らかいうちに
体が大きくなるのですね。
これはカニだけではなく、バッタやテントウムシなど
多くの昆虫たちも脱皮という方法を使って
体をどんどん大きくしていきます。
脱皮をするときは無防備になりますので
生き物たちにとって命がけの行動なんでしょうね。