焼き肉や焼き鳥を食べるとき、あなたは「たれ」、それとも「塩」
ですか?
スイカの甘味を塩で強調するすることもありますね。
塩は、調理や食事に欠かせません。
塩といったら海水からとるものと考えがちですが、
福島県北塩原村には「山塩」という温泉水からとった「塩」が
あります。
過日実施した実験プログラム『食塩の科学』を紹介します。
はじめに、濃度20%の食塩水をつくります。
水をメスシリンダーで計量します。
食塩も正確に計量します。
それらを混ぜ合わせます。
ビーカーの底にたまっていた食塩は、完全に溶けて透明な液体に
なります。食塩はどこへいったのでしょうか?
次に、塩が水に溶けるようすをじっくり観察します。
ガーゼにつつんだ岩塩をメスシリンダーの上部にいれます。
すると、ゆっくり岩塩が水に溶け出すんです。
アルミニウム、みかん、卵、発泡スチロールは、水に浮くでしょうか?
予想した後に実験です。
その後、食塩水を加えます。
すると、結果はご覧のとおり。
食塩水をつかってナトリウムの炎色反応もみました。
さらに、食塩の結晶を顕微鏡で観察しました。
最後には、岩塩を劈開面に沿って割り、直方体や立方体の
透明な岩塩を取り出しました。
参加したみなさんは、盛りだくさんの『食塩の科学』を楽しんで
いました。
ムシテックワールドには、食塩を使う実験がまだまだあります。
みなさんも是非、参加してみてね。